平成29年度 第6回建築功労賞受賞者

4つの専門職域から4名が表彰されました。
第6回建築功労賞受賞者

建築大工

箱江 良一(箱江建工)

先代から引継ぎ、伝統工法を現代的感覚に生かし、雪国の地域性も十分考慮した住宅や店舗、大空間の卓球場など幅広く手掛け、一方で神社や寺社等の古来からの伝統工法に根ざした建築も数多く施工している。

また、若手技能者育成のため、平成14年から高岡建築高等職業訓練校の指導員として、平成27年からは副校長として多くの後進を指導育成した。

建築板金工

河邊 隆彦(有限会社河辺板金工業)

伝統技能を継承しつつ新技術にも挑戦し、住宅から大型物件まで数多く手掛け、また、神社仏閣の伝統建築の施工にも長けている。

創業以来、多くの従業員を砺波職業訓練校に入校させ技能・技術の向上を図り、平成23年からは富山県建築板金技能士会の理事として技能講習等で講師を務め、特に後継者となる若い職人の育成に努めている。

内装工

三澤 裕之(室内装飾ミサワ)

内装業一筋に約42年の長い経験と知識を生かし、クロス張りからカーテン、床材貼付けまで幅広く内装を手掛け、県代表として技能グランプリにも出場している。

また、技能向上と後進技能士育成のため、技能検定の際のお手伝いや次回の技能グランプリに出場する選手の育成に尽力している。

配管工

稲田 正道(西田工業株式会社)

官民問わず数多くの大規模配管工事に携わり、従来の現場加工から加工品質の向上や工期短縮を目指し、配管のプレハブ化(工場加工) をいち早く提案し実施してきた。

会社では職長として若手技術者に技能講習を行い、多くの配管技能士を育成するとともに、技術交流により業界の技能向上にも寄与している。