月別アーカイブ: 2011年10月

歴史的建造物修復技術講習会 募集案内

23年講習募集案内書1
23年講習募集案内書2
壮年部会さんより「 歴史的建造物修復技術講習会 」のご案内です。
建築士会壮年部会では今までに伝統建築士の養成講座を2回、実測調査の研修会を2回行ってきました。
養成講座は座学中心、研修会は調査のやり方(測り方)の研修というふうに、基礎的な事柄の学習をしてきました。
今回はそれのステップアップ講座という位置づけで、少し実践的な講習会を計画しています。
すでに講座・研修会に参加された方も、全く初めての方もどちらも支障なく学習できるようにしたいと考えています。
参加定員は10名です!  申込みお待ちしております♪

《二塚保育園》 ~屋根(アルアピア)工事編~

9月に勉強会を開催したアルミ押出し型材で出来た屋根材・アルアピアの施工編です。
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こどもでも軽々・・・? これ1枚で1m2(働幅250mm×4m)です。 これ1枚で4.8キログラムです。
今回の屋根面積で計算すると、屋根全体にかかる重量は唐草や棟の役物(全てアルミ)を含めても
全体でたったの80キログラム程度です。
軽いでしょ♪
このような不安定な持ち方でも撓むこともありません。その強度もお解りいただけると思います。
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お菓子撒き、記念撮影に続き早速屋根工事の開始です(施工実務研修会)
まずは下葺き材の敷き込みです。
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今回使用した下葺き材は「通気エコルーフ」です。アスファルト系の材料には無い通気性があり野地板の腐食等も防ぐ効果があります。
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さて、紹介が遅れましたが今回の屋根工事は(有)河辺板金工業/南砺市田尻6-5(福野,河辺靖秀さんが担当です。
以前紹介した通りイケメン職人さんで、私たちと同じく青年建築士さんです。
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軒先唐草に続きけらば唐草ベースの取付けです。
もちろんアルミで出来ています。
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軒先唐草とけらば唐草の拡大です。
軒先唐草の一部を切り欠いて、横走りした水も適切に排水される仕組みになっています。
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けらば唐草ベースに特殊防水ゴムを張り付けます。
屋根本体はこのゴムに突き当てるように施工します。
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吊子で母屋に留め付けていきます。(@303) 吊子もアルミ製で、ステンレスビスで固定しています。
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煙突に取り合う部分の本体屋根材の立上げ加工状況です。
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煙突周囲に捨て水切りを取付けました。
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棟部、棟ベースの取付けです。この上に棟本体がガッチリはめ込まれます。
以上が、大まかな作業の流れです。
・・・で、完成したのが(ちょっと飛び過ぎですが・・・)
↓↓↓
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煙突の外壁は「FK8山角波」です・・・遠目に見ると角スパンに見えるでしょ
アルアピア屋根の水平ラインと、FK8山角波の垂直ラインがとても綺麗です。
今の園児の皆さんがお父さん・お母さん・・・いやそれ以上になっても屋根はノーメンテで輝き続けますので、今後皆さんで、このお城を大事にしてくださいね。
ちょっとだけコマーシャルを・・・
今回二塚保育園で使用した屋根材の「アルアピア」をはじめ下葺き材や外壁材は私の勤務する富源商事株式会社にて取扱っておりますのでお気軽にお問い合わせください♪
昨年はブログを見ながら、いいなーと見ていただけでしたが、今年はこのような形で携わることが出来て本当に良かったと思っています。
田園長先生との衝撃の出会い、設計ご担当の大坪さんとの約20年振りの再会等(先輩お疲れ様です!)、本当に二塚保育園の担当になって良かったと思っています。
舘さん始め実行委員の皆様並びに田園長始め保育園職員の皆様、塩谷さん始め建築士会関係者の皆様には本当にお世話になりました。この場をお借りして今回のこの事業に携わった皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
残工事もあと僅かですね、このあとも無事故で作業完了し、笑って竣工式を迎えられますように
富樫吉規

【二塚保育園】建て方作業+α

★二塚保育園建て方作業★オマケもあるよ
10月9日(日)快晴
きっと園児のみんなが良い子だったからだろうね、
凄く良い天気の中、建て方当日をむかえました。
塗装作業の日に設置した束石の周りに足場組み
準備万端!
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今年は建て始めからみなさんに集合してもらい
材料の運搬からパパさん達のチカラを借りて作業がスタート
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柱を建てて、梁を架ける
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こども達からも「がんばって」のラブコール
大工さんやパパ達のがんばりであっと言う間に建っていきます
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屋根のカタチも見えてきたところでこども達の出番!
壁に使う材料をこども達に切ってもらいます。
のこぎりを使うので、ここはパパやママのチカラを借りての作業010.jpg
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こども達には、切った板に想い出を残してもらうため
お絵かきタイム!
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まだまだ切らなきゃいけない材料を
パパもがんばる!
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先生もがんばる!
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先生はこの日、大工作業に目覚めたらしいです(笑)
お昼ご飯と作業後に夜ご飯までいただき
毎度、いただいてばかりでスミマセン
午後はお絵かきタイムの続きから
なぜかダンスタイム
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建物班の準備が落ち着いたところで
壁をとりつける作業。
ここでも、パパ・ママと一緒に釘打ち作業
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みんなで造った(切った)壁を
とりつけたところで上棟式
模型を使ってこども達に説明する大坪さん
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準備が整ったところで
お菓子撒き!
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最後にみんなで記念撮影をして
イベントは終了
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ここからしばらくは残工事や検査があり
11月6日の竣工式までは使えないけど
がんばって仕上げるので待っててね
この日は先生や保護者会のみなさんにも
釘打ち作業を手伝ってもらい
暗くなるまで残工事をすすめました
上り坂
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パーゴラ
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ここからは後日、大工さんと残工事
今現在は2階のネット(床)を設置するだけになりました。
一部をオマケとして公開!
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後は現場で見てみよう
シオタニ

さみどり幼稚園建て方残工事!!!

さみどり幼稚園建て方作業残工事
10月16日(日)天気
さみどり幼稚園の建て方作業の残工事を行いました。風が強い日でしたが天気は良くて順調に残工事を
行うことができました。
まずは基礎作業のために掘った土の埋め戻し作業から行いました。
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掘るのも大変ですが埋め戻し作業もなかなかの重労働!!!
山崎さんがこの作業を担当してくれました。
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一輪車へ土を載せているのが富樫さん今日もツインズと奥さん同伴で参加してくれました。
この後ろ姿!!!ツインズもこの背中を見てたくましい子に育つでしょう。
この2人のおかげをもちまして埋め戻し作業終了
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回りの土と同じ高さまで土が埋め戻されました
その頃には近岡さんが手すりを取り付けていました。先生方が前日に一生懸命に塗装をしてくださったさみどりカラーの手すりです。緑色→黄緑色→黄色!!!とグラデーションが印象的な素敵な手すりがこどもの城に取り付けられました。
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手すりが付くことでより一層完成に近づいてきたように感じました
外観のところでもう一つ説明しておきます。さきほどからちらちらと写真でも見えてましたが先日の建て方作業終了時には施工していなかった瓦がしっかり葺かれより一層こどもの城に風格を与えていました。
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外部がほぼ完成したところで内部の作業に取り掛かりました。
手すりの取り付けが主な作業でした。
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太めの柱や梁の構造材と細めの手すり(たて格子)、この対象的な材料が複雑に交差するときに醸し出す上のような写真の雰囲気が私は大好きです。
竣工前なのであえて内部の写真を全て掲載しませんが少しだけ見てください。
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園児らが思い思いに描いた外壁が見えます
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写真で見ていただいた通りこの建物は階数が多いので園児らにとっても本当に楽しいお城になると思います。
無事残作業もほぼ終え残りは竣工式となりました。
竣工式では園児の笑顔を見ながらみんなでお城の完成を祝いましょう!!!
最後になりますがチーフの池田さんも残作業に精を出してもらいましたがその勇姿をカメラにおさめておりません
でした。池田さんすみませんでした
室谷