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とやま「青年建築志」の集い

平成26年6月7日(土)、とやま「青年建築志」の集いを行いました。
これからの富山の建築を担う青年建築志(建築士や建築工事に関わる
技能者の青年層)が集い、仕事におけるスキルアップを図るとと共に、
交流を深めてネットワークを形成していく場にしたいと思い、開催しております。
と書くと、何だか小難しいですが・・・
建築業界を若い世代で盛り上げていこう!という決起集会みたいなものです。
各団体から多くの方に集まっていただきました!
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司会は荒井が務めさせていただきました。
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まず最初に中野会長よりご挨拶をいただきました。
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青年時より建築士会でご活躍されて来られた中野会長ですので、
言葉にも説得力があります!
青年委員会としても、中野体制をバックアップしたいという気持ちになりました!
次に小澤新委員長より、開会の挨拶と所信表明がありました。
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「人とのつながりを力に、変わりゆく時代を越えてゆく建築志たれ」
というのが小澤委員長が掲げられたテーマです。
ここには、小澤委員長からの情報化社会と言われる現代社会への問題提起、
そして今一度青年員会の存在意義を問い直す姿勢が見えます。
建築士会が会員減少という問題を抱える中で、
どうやったら会員を増やせるかを考える前に、
どうやったら楽しめるか、魅力的な活動にでるのか、
ということを今居るメンバーで真剣に考えることが重要だと思いますし、
その後に会員増加はついてくるものだと信じています。
その中で小澤委員長のリーダーシップには大いに期待です!
委員皆で盛り上げて行きましょう!
小澤委員長の所信表明がビシッときまった後は、
第1部の平成25年度における青年委員会の活動報告です。
活動報告は、各事業の担当者が行いました。
「とやま青年建築志の集い」は伊田さんから。
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「板金研修会」は富樫さんから。
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「建築士の日記念事業」は奥井さんから。
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「住宅改修研修会」、「空家見学」、「高岡ブロック合同事業」は野村さんから。
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「瓦研修会」は中野さんから。
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最後に「新建築士【志】歓迎会」は荒井より報告させていただきました。
活動の楽しさが伝わってくる素敵な報告でした。
みなさんお疲れ様でした。
次にご参加いただいた他団体より活動報告をいただきました。
建築組合さんから。
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瓦工事業協同組合さんから。
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板金工業組合さんから。
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石川県建築士会青年委員会さんから
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福井県建築士会青年部会さんから
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皆さんの日頃の思いや熱意が伝わってくる報告でした。
その中でも福井の鷲田さんのお話は非常にインパクトがありました。
これからの会を支えていく青年・女性への激励と言えるお言葉でしたが、
実はそれは、青年委員会で活動する皆が感じている事だったのではないかと思います。
それだけに、余計に心に響きました・・・。
休憩を挟みまして、第2部の講演会にうつりました。
「日本のものづくり これからの時代を生き抜く職人の心と伝統工芸」
と題しまして、株式会社タニハタ 代表取締役 谷端信夫氏に
ご講演いただきました。
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非常にハッキリとして落ち着いた口調なのですが、熱さが伝わってくる講演でした。
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この講演で谷端さんに感化された方は少なくないはず。
浮き沈みを繰り返し現在に辿り着いているという谷端氏。
謙遜が見られる話しぶりですが、そにには氏の成功も失敗も
すべて受け入れられる寛容さと、前へ進もうとする力強さが見えました。
職人、技術者という事の前に、人間としての魅力を感じる講演でした。
そしてより深く氏の考えを知りたいと思った方たちにより、
当日販売された氏の著書も完売!
一緒にいらしてた編集長はもっと持って来ればくればよかったと
思っていたことでしょう(笑)
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講演の後は、野村直前委員長に講評をいただきました。
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講演の内容についてなど、スグサマまとめられて、
スラスラと話されてしまう。
野村さんは本当にすごいなと思う。
そんな方だから公益社団法人への移行時に委員長を
務め上げられたのだろうなぁと思いました。
改めて、お疲れ様でした。
最後は参加者皆で記念撮影。
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本年度の事業を皆で思いっきり楽しんで、
来年も気持ち良く活動報告ができるように、
青年委員会の活動を盛り上げて行きましょう。
そして、それをしっかりと周りへ発信していくことも
忘れずにしたですね!
集い終了後は交流会で楽しみました♪
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交流会まで参加し、本事業を盛り上げて下さった関係団体の皆様、
本当にありがとうございました。
これからも、しっかりと連携し、お互いの活動をより魅力的なものに
していけたら良いですね!
活動報告会からは関係団体との連携の大切さを再認識し、
講演会からは職人と経営者としての心意気を学びました。
モノヅクリに携わる私たちにとって、これからの仕事の仕方や
建築士会、青年委員会というものの位置づけとという部分で
改めて考える機会を得た、そんな事業となりました。
荒井好一郎
奥井良樹(撮影)
池田秀樹(撮影)

2015年度 委員長所信

2014年度より2年間、富山県建築士会委員長を務めます、小澤高夫と申します。 ここに委員長を務める2年間の方針を記します。ご一読してもらえると光栄です。 多くの仲間をつくりたい方、いつでも青年委員会にご参加ください。 委員会方針 「人とのつながりを力に、変わりゆく時代を越えてゆく建築志たれ」 2014年度 委員長 小澤 高夫 「私たちは、なぜ、富山県建築士会に所属し、青年委員会に集まっているのでしょうか?」近年、様々な制度・法改正、打合せ・施工・監理の内容が多く、日々時間に追われ、これからの建築業界に不安を持っている中で、委員会方針を考えたとき、この問題を考えました。昔、志高き青年達は、何を思いこの富山県の建築・まちのために集ったのでしょうか。時代は違っても不安はあった、いろんな仲間とのつながりがあったから、今日までやってきたのだと思います。これまで、組織体制をつくり、他業種とのつながりもつくってきました。そこには、組織の中での経験、いろんな方に出会ったつながりは、直接仕事に結びついたことはなくても、今の自分のどこかにその部分があるのではないでしょうか。少なくとも私はそう感じています、ただ、現在の委員会は、コミュニケーションが不足していると感じています。メーリングリスト、ソーシャルネットワークなど顔を合わせなくても連絡をすることもできますし、報告をすることもできます。人が少なくても委員会は開催できます。私は、委員会の組織運営を今一度、見直す必要があると考えます。また、昨年までの富山県建築士会青年部会は、公益法人移行により青年委員会と改め、本会の組織運営も大きく変わり、事業の内容は公益性のあるものを考えなければいけなくなりました。しかしながら、そのことばかりにとらわれすぎてはいけません。やはり、集う私たちが楽しみ、勉強できることが大切だと考えます。これからも、瓦・板金・介護福祉の方々との事業は、引き続き他業種交流事業として一般の方々と交わりながら開催しなければいけませんが、委員会内のつながりを強くするために、委員同士の交流にも重点を置きたいと思います。日頃の仕事内容、悩みを話し合える座談会の時間を委員会つくります。お互いのことを知ること、話合うことで参加した意義を感じてもらえるように努めることで、新たな事業のきっかけ、委員会メンバーの拡大、ブロック大会 富山開催の成功につなげていきます。これからの先、私自身ひとりでは何もできなと思います。委員会の皆さんの力を借り、2年間委員長を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 【事業計画】 ・青年建築志のつどい ・青年委員会座談会の開催 ・他業種との交流事業の開催 ・レクリエーションの開催 ・地域貢献事業(東海北陸青年・建築組合連帯) ・ブロック大会富山大会開催