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建築技能者連携研修事業

~一般社団法人富山県建築組合連合会青年部協議会との意見交換ディスカッション~

日時:平成26年12月13日(土)15:30~17:30 会場:サンシップ501号室

建築技能者連携研修事業は今年で4回目となる事業です。今まで、瓦組合さん、板金組合さんとの技術連携研修をおこない、互いのスキルUP や交流を深めてまいりました。今年度は建築組合さんとの意見交互ディスカッションを行いました。日頃から気になっていた事や技術的に学びたい事を討論し、意見がぶつかる場面もありましたが、設計側と施工側の立場は違えど、建築に対する思いやお客様への思いは一緒であり、互いの距離が縮まった研修事業でした。

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富山県建築士会小澤青年委員長の挨拶

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富山県建築組合連合会青年部協議会会長藤岡さんからの熱いメッセージ

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ディスカッションの内容(抜粋)

Q:よい設計士になるためには?よい大工になるためには?

A:とにかく建築が好きであること。割に合わない仕事だから。ただし、好きなのは自分だけ。家族には理解してもらえないかも。

Q:他の大工・設計士の仕事のどこを見る?

A:大工 収まり、仕上がり・荒さがし(笑)

A:設計 間取り・デザイン・構造(無駄がないか)・どんな材料

Q:よりよい建築を作るための大工と建築士の関係は?

A:互いに思いやる。安い仕事に良い仕事はない。おかしいところはしっかり指摘しあう。→信頼。誠意をもって互いに前を向く必要がある。互いの立場を尊重。お客さんのために責任を持つために協力する関係。プレカットであっても大工によって仕上がりは変わる。

 

 

 

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真剣な眼差しの室谷委員

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閉会の挨拶は、野村直前委員長

 

あっという間の2時間でした。事前に取りまとめていた質疑も全部ディスカッションすることができず、更に時間もオーバーしましたが、本音でのディスカッションはとても有意義な時間でした。(ここに、あげれない内容も沢山ありました笑)

技術も大事ですが、建築に対する思いがとても重要であると学んだ時間でした。家造りは様々な業種がかかわり、形になります。今度は家づくりに携わる職人さん一同とディスカッションしてみたいと思った奥井でした。

公益社団法人富山県建築士会青年委員会 奥井良樹