2018活動報告」カテゴリーアーカイブ

富山工業高校建築志の未来授業

平成30年11月30日(金)午前8時45分より富山工業高校にて、

富山工業高校建築志の未来授業が開催されました。

今年度の新規事業として、建築組合連合会青年協議会並びに瓦工事業協同組合青年部、板金工業組合青年部、インテリア事業協同組合、左官事業協同組合青年部、建具協同組合青年部の6団体と共催し、富山工業高校1年生40名を対象に1日かけて授業を行いました。

開会式で小倉学校長並びに近江建築士会会長より挨拶をいただいたのち、
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当会の長島氏から「建築士のしごと」について幅広く奥深い授業を行いました。生徒はしっかりとメモをとり、真剣に受講していました。

次に午前の部ということで6団体による体験型授業(ワークショップ)を行いました。各団体が工夫を凝らした授業内容で、職人と生徒が交流を深めながら生徒自身が自分の手でものをつくることの楽しさと難しさ、その魅力を共有することができました。普段はとっつきにくいようなイメージのある職人さんが身近でかっこよくて魅力的な大人に映ったことでしょう!私もその一人です。真剣なまなざしとその身のこなしは見ていて心惹かれるものがありました。
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ワークショップの最後には、集合写真を撮りました!
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たくさんの人に関わってもらったことを実感します。

ワークショップは午前と午後にそれぞれで行い、生徒は班に分かれて1日で2団体の授業を受ける構成としました。1日を通してそれぞれの授業は100分と限られた時間ではありましたが、共に充実した時間を過ごせたことと感じています。

昼食には、学食でともにご飯を食べました。
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格安で食堂のおばちゃんたちはフル稼働していて熱気に溢れていました。いろいろな人に支えられ、この1日があることに改めて気付かされました。リラックスしながら生徒と交流できたことは午後からの授業へも自然と入りやすくなっていきました。

最後に意見交換会を行い、閉会しました。

朝から夕方まで1日かけて行われた未来授業は、学生と我々建築志が共に学びあうことができる場となり、改めて“建築”を見直すきっかけにもなりました。今回の開催にあたり、多大なるご協力いただいた富山工業高校の藤井先生をはじめ先生の皆様、参画いただいた6団体の皆様、ありがとうございました。

本事業を通していろいろな人とのつながりを再認識し、更にその交流を太くそして担い手につないでいきたいと感じます。

 

おしまい

8月18日一級建築士製図試験の参考事例見学会を行いました

一級建築士を目指す仲間を応援させていただく機会を「富山市民プール」「富山市角川介護予防センター」のご協力のもと、今年も設けさせていただくことができました。

今年度の課題は「健康づくりのためのスポーツ施設」「健康増進のためのエクササイズなどを行う温水プールのある建築物の計画(以下省略)」です。

多くの方が温水プールを利用したことはあると思います。しかし、私たちが利用者として面している部分というのは、「表の顔」であり、それらを支えるための管理ゾーン・機械設備の割合やその密度といった「裏の顔」までは、日ごろ意識している方は少ないのではないでしょうか。

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さらに施設利用者がおられる「生きている建築」を見学させていただけたことは本当に貴重な経験であったと思います。

利用者、管理者のかたとどこでどんな風に出くわしたり、すれ違ったのか、そこはどんなあたたかさ、湿り気、明るさや臭いや音がして、スリッパやお茶をお気づかいいただいたり、掲示板や案内、落し物コーナー、ベンチ、立ち止まり、途中トイレに立ち寄ったり、それぞれどんな場所だったか…建築という箱そのものに目が行きがちですが、その場で皆様が体験されたことも、根本的で本当に大切な答えがその場にあったように思います。

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利用者のおられるなか易々と見学許可をいただけないデリケートなプールという施設にあって、快く見学を認めていただけたことは、それだけ施設の方にとって誇りに思い、利用者に愛されている建築であることを、見学会に参加された皆様も強く感じたことではないでしょうか。

その本質において、点数をつけられないほどの模範解答を平面ではなく、まさに「その現場に実際に立った」ということが、これから試験に挑まれる皆様の自信となり、試験に向けてのヒントや推進力の一助となることを、建築士会青年委員一同心よりお祈りいたします。

 

またこの場を借りまして、「富山市民プール」「富山市角川介護予防センター」の皆様、ご迷惑をおかけした利用者の皆様へ心よりお礼とお詫びを申し上げさせていただきます。

とやま青年建築志のつどい

平成30年6月23日(土)午後から、富山県高岡市生涯学習センターにて、
とやま青年建築志のつどい が開催されました。

今年度の富山県建築士会青年委員会 の活動方針の紹介が最初に行われ、その後、関連団体や、石川福井の建築士会の活動紹介が行われました。
写真①
これからの富山の建築を担う青年建築志(建築士、大工等技能者の青年層)が集い、仕事におけるスキルアップを図るとともに、交流を深めてネットワークを形成することができたことと思います。

特に今回は、不動産関係の関連する団体にもご出席いただき、講師に、(公社)富山県宅地建物取引業協会高岡支部長 酒井 誠氏をお迎えし、
既存住宅の流通活性化や利活用などについて、多くの学びを得ることができました。
写真②-1写真②-2
ワークショップでは3グループに分かれ、白熱した議論が展開され、時間がまだまだ足りないぐらいでした。
写真③-1 写真③-2 写真③-3

その延長戦として、駅前の居酒屋にて、さらに懇親を深め、不動産関連団体と建築士会とが、普段関わり合いが少ない中において、これからの明るい展望を語りあう、貴重な場となったと思います。

写真④ 写真⑤