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高岡ブロック青年委員会合同講演会「これからの高岡のまちづくり」

平成27年2月7日(土) 午後1時より、高岡市土蔵造りのまち資料館(高岡市小馬出町26)にて高岡ブロック青年委員会合同講演会「これからの高岡のまちづくり」を開催しました。学生さんも含め総勢51名のご参加ありがとうございました。

2000年に山町筋、2013年に金屋町が重要伝統的建造物群保存地区となり、今年は北陸新幹線の開業や、山町筋に高岡御車山会館も春オープン予定であり、これからの高岡のまちづくりがますます重要になっています。今年の講演会は、18年間高岡のまちづくりに深く関わっておられる富山大学の武山良三教授に「これからの高岡のまちづくり」をテーマにご講演頂きその後、高岡のまちづくりの拠点施設となる高岡御車山会館の現場見学会を行いました。

■第1部『歴史的資源を活用したまちづくり』

講 師:武山良三 氏(富山大学 芸術文化学部 教授 学部長)

世界各国から金沢市や松本市などの「新と旧」「和と洋」「伝統と革新」が混在するまちの事例をあげられて、地がしっかりした町に新しいものを取り入れることでインパクトのある歴史的資源を活用したまちづくりの事例をご紹介頂きました。又、高岡の問題点や解決方法、富山大学で行うの楽市の事例等もお話頂き、非常に勉強になる内容でした。

 

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■第2部『高岡御車山会館見学会』

案内人:徳田 義弘 氏  山中 路代 氏(富山県建築士会 高岡支部)

高岡御車山会館は、重要有形・無形民俗文化財に指定されている高岡御車山の展示施設という性格だけでなく、高岡の工芸技術を守り・伝える拠点施設、観光案内、土産販売や休憩所、公民館機能などまちづくりの拠点となる施設です。ガイダンス棟(守山町側)の意匠は、高岡市山町筋伝統的建造物群保存地区の許可基準に則り町屋の意匠で構成しつつも、現在の高岡の地場産業の素材であるアルミ鋳物や銅板着色技術などを積極的に用いられていました。施設見学を行って、職人さんや地場産業の技術の高さを改めて感じることができました。(高畑青年委員長)

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