2015年8月30日(日) 9月5日(土)「かぐてんぼう隊とやま」の活動を行いました。
5月16日(土)に開催した富山支部総会・講演会において、
一般財団法人わがやネット 代表理事の児玉道子先生をお招きし、講演頂いたことに共鳴し、
この富山の地においても「かぐてんぼう隊とやま」を結成し、地震時における
家具転倒防止対策について行動を起こそうという事になりました。
これまでも炊き出し事業等でご協力いただいております、富山市総曲輪地区自主防災会のご協力を頂き、
地域防災支援事業として、70歳以上の高齢者が住まいされるお宅に各町内会長さんを通じてチラシを配布し、申込者を募りました。
チラシ
家具の固定だけではなく、住宅用火災報知器の取付けについても対象にしております。
結果、5件の方から申し込みがあり、隊員3名一組でそれぞれのお宅の家具固定等を行う事となりました。
事前に、対象者のお宅を訪問し、固定する家具の把握及び金物や下地に関する調査を行い、
「家具固定調査票」の作成からスタートしました。
調査書 調査書2
その後、この調査票を基に見積書の作成、契約の締結等手続きをふまえ、
8月30日(日)及び9月5日(土)の実際の固定作業となります。
◆8月30日(日)出発式~金物取付け作業
◆取付け作業を終え9月5日(土)、各班による報告会開催。
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かぐてんぼう隊写真集
◆富山支部ではこれまでも「防災」の観点から様々な事業を計画し実行してまいりましたが、
今回初めて行った家具固定作業については、地域住民の方々のご協力のもと無事終えることが出来ました。
地震災害の少ない富山県民にとって、「万が一」に備えることの重要性について、これまでも提起してまいりました。
家具の固定だけで災害を防ぐことが出来なくても避難経路の確保や被害を少なくすることはできると思います。
今後も継続してこの事業を続けてまいります。
この事業を実行するにあたり、先にご講演頂いた一般財団法人わがやねっとの児玉道子先生よりテキストのご提供や、各種書類の使用等に関してご承諾を頂き、また助言等をたくさん頂きました。
多大なるご支援・ご協力を賜りました事に厚くお礼申し上げます。
富山支部 富樫吉規
やっと、富山支部みんなで社会のために何かするという地域貢献型の事業ができました。
講習会や見学会や研修会という事業も大切ですが、そこから一歩前に歩み出た感じがします。
個人的には、宮城県への被災地訪問事業から、かぐてんぼう隊とやまの出動まで、やっと繋がったことを、大変うれしく思っています。ご協力いただいたすべての方に感謝申し上げます。
今後の課題はこの活動を長く続けていくことだと思います。
宮城県建築士会の「福祉キャラバン隊」は20年間、先輩であるわがやネットの「家具てんぼう隊」は10年間。私たちにとっては気の遠くなる時間です。
富山支部の若い力に期待しています。(支部長)
宮城県建築士会の清本と申します。
「かぐてんぼう隊富山」の活動、おめでとうございます。
宮城県建築士会仙台支部の「福祉キャラバン隊」も9月19日に23回目の活動を行いました。
市民の方の笑顔に支えられて続けてきた活動です。
建築士会に所属しているからこそできる社会貢献活動です。
これからも、建築士として、社会に貢献し、市民の方の笑顔を見たいと思います。