日別アーカイブ: 2018年10月8日

◇かぐてんぼう隊とやま2018◇

2018年8月30日(金曜日)、9月9日(日曜日)の両日、富山支部のメイン事業ともいえる【かぐてんぼう隊とやま】2018年度の活動を行いました。
昨年同様総曲輪地区自主防災会及び、蜷川自治振興会(三町内自主防災会)との共催事業で実施。
先の大阪北部地震の影響もあってか、今年は両地区併せて過去最高となる16件の申込みがありました。私ども富山支部だけでは人手も不足する事から、滑川支部、婦負支部、上新川支部からもてんぼう隊員として参加いただいております。
又、昨年に引き続き、富山工業高校建築工学科の生徒さん5名にも隊員に加わってもらい、家具固定活動を実施いたしました。
総勢30名で班編成を行い、16件のお宅で固定活動を行いました。 続きを読む

◇総曲輪地区自主防災訓練に参加◇

2018年8月19日(日曜日)、旧総曲輪小学校体育館において、総曲輪地区自主防災会主催の防災訓練に参加しました。
毎年この時期に開催されている同訓練に、【かぐてんぼう隊とやま】のPRも兼ねて毎年参加しています。

まず、富山消防署の出前講座。
①水害・風害時の対応について。
②応急手当について。
消防署の職員さんによる座学。
避難所の確認方法、避難所への避難の方法、その際の注意事項等について分かりやすく解説。
けがをした時の応急手当の方法、骨折している時の簡易的な固定方法等についての説明があり、
地区住民の皆さんも真剣に聞き入っておられました。
地元総曲輪分団の消防操法の実演や簡易的な非常食の調理、実食等今年も内容盛りだくさんです。

 

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又、今年も総曲輪地区の住民の皆様に対し、【かぐてんぼう隊とやま】の活動についてご報告させていただきました。先の大阪北部地震の影響か、家具固定への意識も高いようです。私たちへの質問も多数寄せられました。
今後も、総曲輪地区自主防災会との連携を深めていきたいと思います。

(富樫吉規)

 

◇住吉・上中島・松倉統合小学校新築校舎事業 現場見学会◇

2018年8月11日(土曜日)に、魚津市住吉・上中島・松倉統合小学校新築校舎の現場にて、県内建築見学会を開催いたしました。
(主催:富山県建築士会、富山県建築士事務所協会、日本建築家協会北陸支部富山地域会)

オール3階建ての校舎は、2015年の基準法改正において、準耐火構造で建築可能となり、全国で初の事業として建設が進められております。
現在の住吉小学校の敷地内に建設されている校舎は2棟の校舎を東西の長手方向に配置し、中央部をメディアセンターで繋ぐH型の校舎配置となっています。
南A棟

60分準耐火構造、基本は石膏ボードによる耐火被覆も行いますが、構造材についても燃えしろ設計によるあらわしの部分を設け、床・腰壁・建具などの内装材についても積極的に内装木質化としています。

当日は、厚い中にもかかわらず、全国から約100人の参加があり、関心の高さがうかがわれました。
まず、住吉小学校体育館において、【木の温もりに包まれた学び舎づくり】、【木造防耐火・木造に対する音環境について】をテーマにパネルディスカッションが行われました。
◇パネラー(五氏)
・安井昇氏(木造防耐火)桜設計集団
・平光厚雄氏(音環境)
・久保久志氏(設計監理)東畑建築事務所
・江端雄也氏(設計監理)鈴木一級建築士事務所
・中川智博氏(ゼネコン)山形建鐵
木材の調達から製材に関する事、実大火災実験の解説、木造建築の弱点を補う形での設計を行い90分の耐火性能を持つ壁等を設置した事、乾式遮音2重床や天井根太に防振ゴムを採用した手法に関する事。アンカーボルト配置や多種にわたる釘・金物の使い分けや管理に対する苦労。等について各パネラーより紹介がありました。

質疑・応答の後、実際の建設中の校舎に向かい、解説を受けながらの見学となりました。
2019年4月には【星の杜小学校】として開校を目指し、建設が進められています。
(富樫吉規)