3月19日(土)14:00~ 平成27年度 富山支部賛助会員訪問事業として、
今回は高岡市の富源商事㈱本社鉄鋼二次加工センター見学会を企画しました。
建築士会会員及び一般の方も含め19名の方の参加を頂きました。
富山支部 山本支部長よりご挨拶。
富源商事㈱ 松永社長よりご挨拶。
最初に、
金属屋根の歴史、鋼板のめっき技術の進化、
鋼板製品のメンテナンスについて学びました。
いよいよ、鉄鋼二次加工センターに移動し、工場見学の開始です。
まず、薄板材(0.4㎜以下)を用いた角波・立平の成型過程の見学から。
アンコイラーという機械にコイルを掛け、
切断機を使って長さ及び巾切りの
加工を行います。
切断された材料を成型機に入れ、
機械の中にあるコマを通ることで
少しずつ形になっていきます。
「ロールフォーミング加工」
次に厚板材(0.6㎜以上)を用いた「折板材」への加工状況の見学です。
アンコイラーにセットされた鉄板と裏張り材を機械にかけて
接着し貼り合わせます。
裏張り材付き折板の成型完了です。
・普段は、工場から出荷され板金屋さんの手で施工される前か、施工完了した状態で見る事が多い
鋼板製品ですが、今回の見学で、鋼板からのロールフォーミング成型加工を経て、
出荷されるまでの過程を見る事により鋼板製品に対する理解が深まったと思います。
本見学会を開催するににあたり、ご協力いただいた皆様に厚くお礼申し上げます。
来年度も、賛助会員の協力により訪問事業を継続して実施する予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。
(Y.T)
◇建築士会の活動は賛助会員の方々のご支援に依るところが大きいと思います。その意味で、お互いの理解やその商品に関する知識、関連する技術的研修などを受けるのがこの事業の趣旨です。
◇昨年、富源商事さんがまだ賛助会員になっておられなかったことに気付き、お願いをしたところ、即決でご返事いただき、たいへん感謝しております。
◇以上が今回の見学会になった経緯です。
◇この見学会に社長自らご参加下さり、工場の生産体制や社員の配置など、特別にご配慮いただき、たいへんわかりやすい見学会だったと感じました。ありがとうございました。
富山支部長:山本幹史