H28/6/11 建物見学会と活動報告会

建物見学会(15:30~17:00)
富山市神通町にある富山県立雄峰高等学校を共同設計者で
プロフェッション委員でもあるGA開発研究所の柴田裕弘氏と
学校の事務局の方に案内して頂きました。
(設計はプロポーザルコンペで選定された、GA開発研究所と
建築科学研究所の共同設計だそうです。)

敷地は東側をさくら通りに面した旧富山市愛宕小学校の跡地に
あり、新校舎は平成25年4月に開校しました。
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建物は、さくら通り側に、オープンスペースを設け建物を道路から
セットバックさせ、ケヤキ並木がある歩道に広く開放した気持ちの
いい空間からアプローチしています。
アプローチから、プロムナードを中央に北棟、南棟、東棟、西側を
体育館で囲み、北側に駐車場、体育館西側にグランドを設けた配置と
なっています。

中央にプロムナードを設けることによって、近隣の住環境を考慮、
採光や換気、機能の明確化、そして体育館のピロティを経由して
グランドに抜けることができる都市型の学校建築となっており、
コンペ案の中で中央にプロムナードを設けたのは、この案だけ
だそうです。(これがコンペの勝因かも?)
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外観は、さくら通りに壁面線を合わせた縦ルーバーが、ケヤキ
並木と連続し、落ち着いた色彩で周辺街並みと調和していました。
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内部は、明快なプランと、プロムナードからの採光で明るく、
木を多用し暖かい雰囲気をかもしだしながら、借景としたケヤキ
並木を内部まで取り込んでいます。
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富山県立雄峰高校は定時制(昼単位、夜単位)、通信制、専攻科
からなり、併設して県民カレッジ富山地区センターとして、老若男女が
生涯を通して学ぶ場でなっています。

特に、専攻科は調理師養成課程として、調理実習室を充実させ、外部
から講師を招き、働きながら学ぶことができる、優れたものです。

事務局の方からは、職員や講師を含めると約150人が勤務している
との説明がありました。県立高校は冷房設備が認められていないので、
建物が以前より明るくなり好評な反面、夏季の授業になると年配の生徒
さん からは不満も出ているとの本音の話もありました。

私自身、若い時にあまり勉強しなかったので、生涯学習とスキルアップを
図るため、このような学びの場があれば、もう一度勉強してみようと思い
ました。
今回は女性部会からの参加者も含め、10人が参加しました。
設計者の意図や苦労した話が、 直接聞ける機会に感謝すると共に、今後も
このような見学会があれば参加したいです。

詳しくは、
GA開発研究所のホームページ、http://www.ga-kk.co.jp/news/130709.html
参照 してください。

平成27年度の活動報告会(17:30~20:00)
昨年と同様、電鉄富山駅ビルにある「炉端長屋一一(いちいち)」において、
楽しく行われました。

【参加者コメント】
見学会の後に、「炉端長屋一一」にて 活動報告会がありました。
27年度は建築技術講習会が、3回開催されました。そのなかでも、上梅澤氏の
建築探訪の講習会はとても楽しく、1000枚を超える写真と、温かみのある解説が、
聴いている側も探訪しているかのように感じることができました。

この日は見学会で構内をぐるりと歩き、駅前までまた歩き・・・一一の「まず、
始めの一杯」はとても美味しいものでした。一一のコースは、本当に絶品です。
ここでお品書きを紹介したいのですが、皆様の楽しみをとってしまわないように
ほんの少しお伝えします。
「さつまいものアイスクリーム!」おいしかった~。

普段の活動は女性一人なのですが、今回は女性部会の酒井さんと、新部長の水木
さんに参加していただき、とても楽しい報告会になりました。

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