7月28日(日)、カフェけんちくけんきゅうかいを開催致しました。この事業は女性建築士の交流を目的として日曜午前の1時間、お洒落な空間で美味しいコーヒーを頂きながら名刺交換と情報交換。年齢に関係なく、会員かどうかも関係なく、ジーンズにサンダルで良く、スッピンで良く、お子様連れでも良しというものです。当日は予想に反して10名もの参加をいただきました(支部女性会員数は17名ですから!)。欠席された方々からも予定が合えばぜひ参加したかったとの声も多数。
会場はnomiという5月にオープンしたばかりの小さなカフェバーです。井波らしく、木彫刻職人が削った木くずで燻製料理を作っていらっしゃいます。店内は落ち着いた印象で、既存の部分と改修部分がうまく融合されています。今回案内されたのは蔵の空間。エントランスフロアより600mmほど下がっていて、客席と厨房で目いっぱいの大きさ。厨房上には蔵の2階床が見えていて、そこに古ダンスが多数飾られていてとても素敵です。
まずは、名刺交換と自己紹介。会員外は3名の参加があり、勤務先や仕事内容を聞いてのお話。そして子育て中の方々からの仕事と家庭の両立あるある話です。以下少しだけ抜粋。「仕事って持ち帰りますか?」「持ち帰っても実際出来るのって・・・」「働き方改革で時短出来るものと出来ないものがあるから・・・」「2世帯同居と敷地内2世帯同居だと子守をお願いするのってちょっと違うよね」「私たちの時代って家事も仕事もみんなこなさなくちゃいけなかった」「両親共働きだった家庭のご主人は妻の仕事への理解があるよね」「自宅が仕事場だと気持ちの切り替えが難しい」「仕事の切れ間を取りたくなくても、家事のために切り上げるのが大変だよね」「女性ってイベントに参加したくてもこの先のスケジュールで断念すること多いよね」「そうそう自分の予定が空いていても子供の予定が優先。今は我慢かなって」「砺波支部の女性の集まりは10年ぶり。○○さんのお子さん何歳になられた?」などなど。やはり女性建築士を取り巻く環境は厳しく、常に多くの制限を受けてしまいます。中村さんの建築探訪話にも皆さん興味深々。「今年はニューヨークのクリスマスイルミを観に行きましょ」「来年は○○さんの息子さんのいるコートジボアールへ?」「富山発大連便で建築探訪弾丸ツアーを企画しましょう!」予想どおり時間が全く足りなかったようです。
私たち砺波支部では女性委員会の活動がなくなり、女性建築士が支部に参加しづらい環境になっています。しかしながら支部の重要な目的のひとつは交流にあります。これを機会に年に1、2度は素敵なお店を探してまた集まりましょうということで閉会致しました。これを観られた女性建築士の皆様も参加してみませんか。また、女性建築士のお知り合いにも伝えてあげて下さると幸いです。