賛助会員訪問事業 【大建工業井波工場 見学会】

3月8日(金)13:30~ 平成30年度 富山支部賛助会員訪問事業として、
今回は南砺市井波の大建工業株式会社 井波工場見学会を企画しました。
建築士会会員10名の方の参加を頂きました。

まずは、工場の規模や歴史、生産品目等について説明。
工場操業以来70年以上の長い歴史があり、フローリングや合板の製造から
ドア製品、建材製品の製造まで幅広く生産しています。

ドアの生産は延べ4万種類が可能であり、月産合計65,000本以上となり、日本一のドア工場です。

第1課ドア工場(主に住宅用の規格ドア製造)の見学前にラインの行程についての説明。
※これ以降の工場ライン写真撮影は企業秘密もありNGとなっております。
主に
①芯材の組み立て
②面材の張り合わせ
③小口テープ張り合わせ
④NC加工、金物取付け
⑤梱包
⑥出荷
という工程で製作されていきます。
注文が入り、バーコードによる徹底した管理で、1枚1枚違う種類のドアが順次製作されていく過程
を学びました。
大規模な工場にもかかわらず、徹底した機械化により、この工場では40数名の方のみ。
但し、要所の品質確認は全て人間の目で行われております。
注文から中二日で出荷という速さは他メーカーを圧倒しているとの事。

品質管理の検査について見学。

 

ドアの開閉検査は何と10万回繰り返し。
4人家族の一般家庭で想定される10年間の開閉回数に基づき
検査されていました。
その他、砂袋衝撃試験等も行い、耐久性の確認や安全性の確認も行われています。

新商品や新建材についての説明

北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅や富山駅構内で採用された
富山県産材の杉と張り合わされた不燃パネルについての解説や
新しいドアについての解説がありました。

このドア、凄いですよね・・・

その他、ドアだけではなく壁材や天井材等、様々な用途に用いられている商品について解説をいただきました。

参加された皆様もこの一つ一つの部材から加工・組み立てを経て出荷される過程を見ることにより
ドアに対する理解が深まったと思います。

今回この見学会に際し、ご協力いただきました大建工業井波工場の皆様に感謝申し上げます。

来年度も継続して訪問事業を実施してまいりますので、その際は皆様のご参加をお待ちしております。

富樫吉規

 

 

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