となみ野建築探訪②中村好文作品を訪ねて

7月27日(土)、となみ野建築探訪②中村好文作品を訪ねてを開催致しました。砺波支部以外の方や会員外を含め7名の参加をいただきました。朝7:10に集合しレンタカーを借りて出発。能登のゲストハウス、七尾のうなぎ屋さん「あめや」を目的地に。ゲストハウスは施工者である茶花工務店さんへ直接依頼し、工務店さんから持ち主へ許可を頂き案内をして頂きました。各種図面をいただき、中村さんとのエピソードや苦労した点をお話頂きました。この建物は古民家のリノベーションで2階を中心に改修されています。現在は1階のリノベーションの予定があるそうで楽しみです。中村さんの「らしさ」が良く出ていて、シンプルで親近感のある建築だったと思います。施工時は毎日のように詳細図が送られてきて、でも施工者の言うことを良く受け入れてくる、そんな設計者だったそうです。担当者は月一、中村さんは計5回くらい訪問され、その場で様々なことを決められるそうです。最後、木枠について木目出しとするか白色とするか中村さんがドアの前で1時間以上悩んでいたのが印象的とおっしゃいました。

次に訪問した「あめや」は偶然にも土用の丑の日で大変。予約も出来ず、開店11時に到着したのに満席で待つことに。こちらは印象的なファサードで新築と伺っていますが、あまりに忙しすぎてお店の方のお話は聞けませんでした。店内はジャズが流れ、次々とお客様が。天井は木板で曲面をつくり、長いペンダントライト。そのあたりに中村さんの雰囲気を感じますが、ゲストハウスよりは「らしさ」は感じないのは店舗という性質もあったのかもしれません。

帰りは少し足を伸ばし、和倉温泉で話題の「能登ミルク」でジェラートを堪能。建物もお洒落ですが、ジェラートは有名なジェラートマエストロの作品だそうな。14:00過ぎに解散。台風の予定でしたが雨が降る前に帰宅。学生の頃に戻ったような、とても良い建築旅でした。仕事に少し活かせそうな気がします。まずは中村好文さんのようにコルビジェ風のメガネでもかけてみましょうか。

 

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