5月に行った伝統工芸体験に一般参加してくださった新村さんから、感想が届きました。
楽しんで頂けたようでとても嬉しいです。
次回の企画にも沢山のご参加をお待ちしています。
~螺鈿細工体験を振り返って~
新村真弓
友人の酒井さんのお声かけにより、建築とは全く関係のない私ですが、今回、螺鈿細工体験に参加させていただきました。
会場の“はんぶんこ”には高岡駅から徒歩で向かいました。
高岡市自体はそんなに土地勘がないため、ある意味、プチ探険かのように足取り軽く街ブラをしていたのですが、この街はとても魅力的で、道中、お店の字体から怪しいレトロ感たっぷりの喫茶店や、きっと客層が限られているであろうと思われる個人の婦人服屋や電気屋さんなどを見つけ、“昭和”な感じが大好きな私のテンションは上がりまくりました。
“何だか出だしがいい!”と。
螺鈿細工に関しては、ただただ青貝の切り取り作業に夢中で、「ああ、この集中力が仕事でも欲しい!」とか、人のデザインが気になって、すぐ自分の物と見比べ、「ああ、なぜ私はこんなにもセンスがないものだろうか。もっと事前にデザインを練ってこればよかった!」など、そんな思いがただただ駆けめぐっていたのが印象的です。
まだ最終的に出来上がったものを手にしていませんが、自分の作品がどうなっているか、怖くもあり楽しみです。できれば、一緒につくっていた皆さんの作品も見てみたいなあなんて思います。特に私がデザインを盗み見していた両隣の方たちは、とてもステキなデザインで作製されていたので。
体験が終わり、皆さんと近くにあるカフェでお茶をしました。今回のような時間は、私にとってはある意味、異業種交流のようなところもあるなと感じます。こんなふうに皆さんとご縁があって、ともに体験をしたり、いろんな話をしたり、自分にとって有意義な時間を過ごさせてもらったこと、また温かく迎え入れてくださったことに感謝しています。
やはり“始めの予感よければ全てよし!”だったという感じです。
またこのような機会があって再び皆さんにお会いすることがありましたら、どうぞどうぞよろしくお願いいたします。