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平成30年度東海北陸ブロック亀山大会

■開催日時:2月23日(土)・24日(日)

■開催場所:三重県亀山市 亀山文化会館周辺 見学会:関宿・関中学校周辺

■大会テーマ:まちなみ・保存と活用~三つの「繋がり」が重なる三重~

 青空の下、とても清々しい気持ちでボランティアガイドさんや女性委員会に解説して頂きながら関宿の街並みの散策をしました。

道幅や周囲の建物、そして電柱がない街並みがとても良い雰囲気でした。また季節柄、お雛さまを飾っておられる建物もあり、タイムスリップしたような気持ちになる街並みでした。見学させて頂いた建物では、住まわれている方が直々にそれぞれの思いを語って下さり、関宿に住まわれている方々のあつい思いを感じました。

 また、亀山市立関中学校の見学では、地元の杉材や県産材の杉集成材、国産唐松集成材を使用したダイナミックな内部空間と、山並の背景にとけ込むような外観がとても印象的でした。

見学会の後の分科会では、NPO法人亀山文化資産研究会会長 中浦豊子氏による講演会が行なわれ、歴史的建造物を継続して保存・活用していくための取組みなどをお話して頂きました。

関宿でも、建物の解体寸前で所有者さんの理解を得る事ができ、建物を保存活用までに至ったお話や、関宿の伝統的建造物の主な仕様の特徴をデザインカタログとして作成されたお話、「お城で七五三の写真を撮ろう」や町屋保存修理工事現場見学会等を通して、一般の方にも広く伝統的建造物に興味を持ってもらうための取組みをされているお話は、とても興味深かったです。また、そんな取組の結果が関宿の街並みのすばらしさや住む人達のあつい思いに繋がっているんだと感じました。

その他、懇親会、座談会、2日目の後期ブロック会議と閉会式などなど・・・三重県建築士会の方々の温かいおもてなしのおかげで、沢山の方々と交流でき学ぶ事の多い2日間でした。