平成28年9月17日(土) 「あしたねの森」見学会を開催しました。
あしたねの森は、特別養護老人ホーム、デイサービス・ショートステイ、保育園・学童保育等の、高齢者、障害者、児童のための複合施設で、施設内で日常的な多世代交流が行われているのが特徴の施設です。
大きな園庭を囲むように各施設が建てられ、お互いの存在を感じながら刺激を受け、実際に交流するスペースや機会も設けられ、高齢者は子供たちから元気をもらい、子供たちは人生の先輩から色んな事が学ぶことができます。
各施設もそれぞれ色々な工夫がされていました。
保育園は「すべての子どもが天才である」と、ヨコミネ式をとりいれた教育がなされていました。自分が子供のころ出来なかったような事を軽々としてみせる子供たちを見て、子供のうちに可能性を最大限に引き出すことの大切さを目の当たりにしました。
高齢者施設では、バイキングスタイルの食事が提供されていたり、たくさんの運動、料理、趣味などのメニューから、好きなレッスンを選び、自分の一日を自分で計画できるようになっていたり、施設内通貨が作られていたりと、施設の中に小さな社会がつくられていました。
そうすることで、高齢者が社会とのつながりを感じたまま施設を利用できたり、通常の社会で魅力的なことを取り込むことで施設の魅力になっていると感じ、すばらしいアイデアだと思いました。
施設のスタッフの方々の思いや利用者の要望を実現するため、様々な建築的な工夫や取り組みがなされていました。福祉関連の分野は今後益々重要になってくる分野だと思うので、大変勉強になる良い機会となりました。