平成28年度 第5回建築功労賞受賞者

4つの専門職域から4名が表彰されました。
第5回建築功労賞受賞者

建築大工

出村 隆信(出村工務店)

国産材・県産材による伝統的在来工法で丈夫で長持ちするよう工夫した数多くの住宅等を手掛け、卓越した大工技能を発揮してきた。

また、工務店を経営しながら後継者育成にも力を注ぎ、若手大工の育成の他、地元小中学校の生徒に大工技能の指導も行なってきた。

この他、各種関係役員も歴任し業界の発展と後継者育成に尽力した。

瓦葺工

須加 幸夫(株式会社須加瓦工事店)

長らく瓦葺職人として数多くの現場で技術を磨き、特に神社仏閣等の棟みのこ等の施工で強い曲線・ゆるい曲線等による屋根の美しい表現に優れている。

また、多年にわたり富山県技術専門学院の講師や技能士検定委員等を通じて後進の指導にも尽力し、多くの職人・技能士を育成してきた。

鉄筋工

北野 康博(北野鉄筋)

鉄筋工として数多くの現場で技術を磨くと共に、誠実な経営理念のもと鉄筋工事の近代化・省力化に取組み、業界の発展に寄与した。

また、富山県鉄筋工事業協同組合の役員として専門工事業界の社会的地位向上に尽くした他、技能者育成に意を注ぎ技能検定講習会実技指導員や技能検定委員として多くの優れた技能者の育成に貢献している。

配管工

岩崎 芳和(株式会社氷見工業所)

管工事業に約50年間従事し、この間、豊富な経験を生かして現場に応じた技術的工夫・対応力により困難な現場の状況を克服してきており、その技能は高く評価されている。

また、後継者育成と資格取得の重要性から、率先して社員を指導し部下5名を一級管工事施工管理技士等の有資格者に育てた。