富山県高校建築志の未来授業2019

令和元年11月22日(金)午前8時45分より高岡工芸高校にて、
富山県高校建築志の未来授業2019が開催されました。

 

昨年度は富山工業高校単独の開催でしたが、今年度より高岡工芸高校とも連携し、受入人数が倍の80名となっての開催となりました。当事業にご参画いただいたのは昨年度に引き続いて、建築組合連合会青年協議会並びに瓦工事業協同組合青年部、板金工業組合青年部、インテリア事業協同組合、左官事業協同組合青年部、建具協同組合青年部の6団体の皆様で、様々な課題がありながらも無事授業を行うことができ、素敵な出会いと笑顔あふれる1日となりました。

 

時間に限りがある関係から開会式の前に、私達建築士会から「建築に関わるしごと」について当会の長島氏・塩谷氏が高岡工芸高校で、室谷氏・岡崎氏が富山工業高校から高岡工芸高校へのバス移動の車中でおおよそ1時間授業をしました。

厳しさと楽しさと時々笑いの起きるあっという間の授業に生徒のみなさんも真剣に聞き入っている姿が印象的。

次に午前の部ということで6団体による体験型授業(ワークショップ)を行いました。各団体が工夫を凝らした昨年度からパワーアップした授業内容(特にどの団体も体験を重視した内容になっていました!)で、職人と生徒が交流を深めながら生徒自身が自分の手でものをつくることの楽しさと難しさ、その魅力を共有することができました。普段はとっつきにくいようなイメージのある職人さんが身近でかっこよくて魅力的な大人に映ったことでしょう!

今回は限りある時間をさらに有効活用すべく、各団体とその受講生とで昼食交流会(午後の授業後には意見交換交流会)を開催し、ざっくばらんな打ち解けた空気の中、プライベートや学校での生活、興味のある業種や職種など、穏やかで楽しく、かつ互いにとって有意義な時間を過ごすことができました。

1日の最後には、集合写真!

いや~昨年のほぼ倍!160名近くです。生徒半分と教える側半分のなんとも密度の濃い贅沢な授業・・・私も学生のとき受けたかったです。そしたら少しは今が変わっていたかもしれません。

朝から夕方まで1日の時間を目一杯使って行われた未来授業は、これまたあっという間に時間が過ぎていきました。少し時間を詰め込みすぎたなぁと反省をしながらも生徒の緊張した顔から徐々に和らぎ素敵な笑顔に変わっていくのを見ることのできるこの事業は、そんな反省点や苦労を忘れてしまうくらいの絶大な力があるようです。各参画団体にとっても学ぶべきところがあったと互いに勉強となる時間とお聞きし、こういった場を設定できたことにとても満足(繰り返しになりますが、まだまだ向上心はありますし改善点も多々あります)。

最後になりますが、開催にあたり多大なるご協力いただいた高岡工芸高校の井村先生と富山工業高校の藤井先生をはじめ各校の先生方々、参画いただいた6団体の皆様、ありがとうございました!本事業を通して素敵な“縁”に恵まれ、今後更にその“縁”が深まり強くなっていくこと、そして建築業界の発展を祈念して!・・・乾杯。

 

おしまい

今年度も熱い夏がやってきました(^^)v

一級建築士試験の合格をサポートすべく、今年度も製図試験の参考事例見学会を行いました。今回の課題は、「美術館の分館」。

・・・んー、なんともポイントを掴みにくい課題だな。。。

っと思いながら、富山県で平成29年に開館した「富山県美術館」をピックアップして、施設の方のご理解とご協力のもと、見学させていただきました。

毎回ですが、普段私たちが利用する「表」の部分については、イメージがしやすい(いつでも見学できる)のですが、その表の部分を支えるための「裏」の部分(管理ゾーンや機械室など)については、イメージがつかない部分も多く、設計上の大切なポイントでもあります。この裏の部分を、参加者にどのように解説してあげて、理解してもらえるのかが、この見学会の大切な部分かなと思っています。

さて、2班に分かれて見学会スタート!

様々な場所のスケール感や部屋・周囲の環境とのつながりを体感します。

・屋上庭園・・・遮熱効果、灌水システム、オノマトペ、周囲景観への配慮・順応

・機械室・・・配置(災害対応)、更新への配慮、井水利用、大空間・展示収蔵の空調

・外周空間・・・周辺環境とのつながり、アプローチ、搬入動線

参加者は、私達の解説の声に真剣に耳を傾け、必死にメモを取ります。

私たちも通ってきた道。苦労がわかるからこそ伝えたい気持ちも強く、参加者の熱意に刺激を受けながら、私たちも真剣に解説します。

見学会の最後には、質疑応答と私たちからの一言アドバイス。昨年度合格した私たちのメンバーからは、特に重みのあるアドバイスと激励が送られました。

そして、締めには参加者全員の合格を祈って、全員で集合写真。

来年度、一級建築士としてもう一度、皆さんと顔を合わせられますように(*^_^*)

お菓子の家プロジェクト

9月1日(日)には、富山市総曲輪グランドプラザにて開催された

「第2回 富山の職人祭り」に建築士会としてブース出展をしました。

 

 

「お菓子の家を設計してもらおう」というタイトルで、

子供たちに、屋根・ドア・壁・装飾を選んでもらって

出来たお菓子の家のモデルを見てもらったり、

BIMで作ったお菓子の家のVRを体験してもらったりしました。

 

 

 

自分で選んで、自分の名前の入ったお菓子の家を見て、

喜んでくれる子供たちの笑顔を見て、主催側も一安心。

 

 

 

VR体験では、子供たちはもちろん、

一緒に体験された親御さんも初めてのVRで驚かれる方が多く、

参加された方皆さんに、大変満足頂けた企画になったと思います。

 

  

 

参加頂いた方には、作成したデータをご家庭でもご覧いただけるよう、

お土産にVRカメラをお持ち帰り頂きました。

 

 

 

また今回はイベントのために、実際のお菓子の家も作ってしまいました。

建築士が作るの本気のお菓子の家!!ブースに来た子供たちは大喜びでした。

 

  

 

このイベントの目的としては、大きく2つあります。

①子供に向けて

②建築士に向けて

 

①子供たちが集まるイベントに出展し、実際に体験してもらうことで、

建築に興味を持ってもらい、将来建築の道に進みたいと思う子供を増やすこと。

②建築士がイベントを通じて、BIMに振れる機会を作り、また良さを感じてもらうことで、

BIMの普及を促進すること。

 

7月18日(木)には、「建築BIM(ARCHICAD22)体験会」が開催され、

イベントでの操作方法を学び、本番お迎えるという2本立てで行いました。

→「建築BIM(ARCHICAD22)体験会」の様子は、こちら

 

 

これからも”わくわく“する企画を沢山計画していきます!

富山県建築士会青年委員会にご興味のある方は、

是非ご連絡ください。

 

※作成したお菓子の家は、イベント後の打ち上げで美味しく頂きました。

「建築BIM(ARCHICAD22)体験会」 

令和元年7月18日(木)にわたくしたち青年委員会が企画し開催した、建築BIM(ARCHICAD22)体験会について紹介したいと思います。

会場は、青年委員会を毎月行っている富山県建築設計会館3階会議室でした。

体験会の目的は、国交省が推進している建築BIMの基本的な操作技術を習得し、建築CADとしての可能性を探り、総合的な建築技能の向上を図ること。

そして、習得したその技術で、9月1日に建築士会として参加する「職人祭り」に集まる子どもたちと一緒に、BIMでお菓子の家を作るという具体的な目標も立てました。

講師は青年委員会のメンバーである姉崎聖子さん。

彼女は、世界初の建築BIMソフトであるARCHICAD(アーキキャド)を開発しているグラフィソフトジャパン(株)のスタッフとして、日頃から実務で講師をしていることもあって、操作の教え方はとても丁寧でわかり易く、新しい技術に触れ合うとても楽しい体験会でした。

建築BIMに興味がある方は、富山県建築士会青年委員会にお声掛けください。

連絡先:富山県建築士会事務局 076-482-4446 (担当:青年委員会 山崎まで)

「とやま青年建築志のつどい」

令和元年6月22日(土)午後から、富山県民会館 701号室にてとやま青年建築志のつどいが開催されました。

今年度の富山県建築士会青年委員会の活動方針の紹介が最初に行われ、その後、関連団体や、石川福井の建築士会の活動紹介が行われました。

その後の講演会では講師に永吉隼人氏を招いて「朝活1000回に学ぶ、人をわくわくさせ続ける事業づくりの秘訣とは」という演題でお話をしていただきました。

SNSの活用や時間の使い方など多くの学びを得ることができました。

座談会では講師との対話形式で話がどんどん盛り上がり時間が足りないくらいでした。

 

 

 

懇親会は駅前の居酒屋にて建築士会と各技能団体とが、普段関わり合いが少ない中において、これからの明るい展望を語りあう、貴重な場となったと思います。

これからの富山の建築を担う青年建築志(建築士、大工等技能者の青年層)が集い、仕事におけるスキルアップを図るとともに、交流を深めてネットワークを形成することができたことと思います。