瓦工事業協同組合さまと建築士会青年部会の共同主催により
瓦について共同研修会を開催しました。
『職人に聞く!よくわかる瓦屋根講座』
三州瓦の耐水性能について
防音性能について
耐火性能について
断熱性能について
耐久性能について
耐寒性能について
耐震性能について スライドを使ってわかりやすく説明がありました。瓦の良さを再認識!
Q&Aとして瓦組合さんが答えてくれました。
Q.瓦を留めるのに釘と銅線があるが用途が違うんですか?
A.銅線と釘(SUS)では釘打ちのほうが早くコストも銅線より少なく済みます。
決して銅線がいいわけではなく、SUS製釘の登場で時代の流れがおおきい。
Q.種類、強度は違うの?
A.和型、洋瓦と多様な種類があり、強度の違いはありますが曲げ破壊強度はJIS規格を
満たしています。今の技術ではちょっと平板が強度が低いみたい・・。
Q.雨漏りの原因は瓦だから?割れてるから?
A.瓦の割れによって雨漏りが発生しますが、雨樋、アルミサッシなど瓦以外の理由も多いです。
瓦自体は長持ちするため(30年~100年以上)、下地等の経年劣化が原因になることも。
・・・たくさんの初歩的な質問にも答えて頂きました。
49版(右の黒い瓦)と53版(左の銀色の瓦)の違い、下地の説明を浜田さんが熱弁!
瓦葺き体験 ①ノシ瓦の下処理をしよう
士会メンバーもノシ瓦の銅線留めに挑戦!
『こう引っ張ってクルッと輪を作って引っ張ると切れます』
・・・・何度やっても・・意地になって頑張る小澤さん!
このようにしてから屋根に上げ、ノシを葺きます。
さすが!プロの仕上がりはきれいだ。
瓦葺き体験 ②53版瓦を釘打ちしよう
『瓦桟に瓦を引っ掛けて・・』
『ここの墨に合わせて・・』 さぁ打って下さい!
この下地と瓦の間の通気層によって防音・断熱・耐久性能を維持できる。
瓦葺き体験 ③49版瓦の銅線留めに挑戦
『桟の下から銅線を出して』
『同じ力でクルッと2回程まわして』
『輪を作って引っ張る』
・・・・いや~むずかしいですね~
質疑応答
普段疑問に思っていることをやり取りし、専門家としての意見を交わしました。
『はいっ、私がお答えいたしましょう』・・・・・。。。
と、いうことで。
こうなりました。
『すべての出会いは良き出会い』 かんぱ~い!
また、意見交換・親睦を深めました。
前部会長の小山さんと瓦組合の稲村さんの2年越しの企画であり
温めていた思い
そして・・・
ひとりの力は微力かもしれないけど 集まり繋がれば大きな力となること を感じました。
伊田
月別アーカイブ: 2012年7月
職人に聞く!よくわかる瓦屋根講座
□職人に聞く!よくわかる瓦屋根講座
日本の伝統的な屋根材『瓦』
住宅の設計において一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
しかし、瓦のことについてお施主さんにきちんとした説明ができますか?
瓦の産地や生成、特性、工法など、意外としらないことが多いものです。
そこで瓦工事業共同組合様のご協力により、瓦葺き体験をまじえて、
わかりやすく基礎から学べる「瓦葺き」の研修会を企画しました。
実務経験の多少を問わずご参加をお待ちしております。
◇日 時:平成24年7月21日(土)
午後1時30分から午後4時30分まで
◇会 場:富山県総合体育センター
2F大研修室(富山市秋ヶ島183)
◇参加費:一般 500円 建築士会員 無料
(どなたでも参加いただけます。)
◇持参品:軽作業ができる服装、CPDカードまたはカード型建築士証明書
◇定 員:40人(申し込み先着順)
◇内 容:Ⅰ 講座
パワーポイントや現物サンプルを用いて、かわらの基礎知識や瓦の工法・工程に
ついて学びます。また瓦職人との質疑応答を通じて、瓦の知識を深めます。
Ⅱ 瓦葺き体験
失われつつある富山の伝統的な瓦葺きと、現在の主流である53版瓦の瓦葺きを体験し、
それぞれの特徴を習得します。
◇主 催:社団法人富山県建築士会青年部会
富山県瓦工事業共同組合青年部
◇申込先:建築士会事務局
TEL:076-482-4446
◇問合せ先:担当:山崎
TEL:090-8703-3698
◇申し込み方法
下記必要事項をご記入の上FAX送信お願いします
○送信先 富山県建築士会事務局
FAX:076-482-4448
記
申し込み内容
①『7月21日開催 青年部会 「職人に聞く!瓦葺き研修会」出席希望』と記入下さい
②お名前と会員か非会員かを明記して下さい
③お勤め先
④住所
⑤電話番号
⑥E-mailまたはFAX番号
以上よろしくお願いします。