月別アーカイブ: 2010年9月

平成22年度 第4回実行委員会

9月27日(月)、県産材こどもの城づくり事業実行委員会が行われました。
実行委員会10.09
話し合いの内容は・・・
①きざみ作業 報告
②塗装・基礎作業の確認
③建て方作業の打合せ

について。
①両施設とも、大工さんによるきざみ作業は順調に進んでいるとのこと。
 しかし、タイムリミットは今週末ということで、応援も加えてピッチ
 を上げていく必要があります。
 みんなで協力して頑張りましょう!
②各チーフより、塗装・基礎作業のタイムスケジュール及び備品の確認が
 行われました。
 前日に行われる材料の搬入作業についても人員・時間を確認。
 当日の作業がスムーズにいくよう、実行委員みんなでしっかりとした
 打合せを行いました。
 
③塗装作業の1週間後に行われる建て方作業のタイムスケジュール及び
 備品の確認が行われました。
 この事業のメインイベントと言えるのが建て方作業ですので、
 是非とも盛り上がるものにしたいですね!
 そのための大切な確認作業でした。
さあ、いよいよ塗装・基礎作業まで1週間をきりました!
実行委員の方々は準備を整えつつ、当日の作業に備えましょう。
各園の先生方・保護者方・子供たちは楽しみにしていて下さいね♪
荒井
 

平成22年度 大工さんの刻み作業(同朋幼稚園)~其の壱~

同朋幼稚園担当設計者の荒井です。
9月18日(土)、大工さんの作業を見学しに行ってきました♪
前回ご紹介した墨付け作業は終了し、刻み作業を行っている最中でした。
※刻みとは、木材を手作業にて加工する作業のことです。
 昔はノコギリやノミを使って行うのが基本でしたが、現在は電動工具があるので
 かなり作業時間が短縮されました。
 しかし、細かい部分はノミやカンナを使用しますし、加工作業には経験も必要で、
 まだまだ大工さんの技術的要素の占める割合が高い重要な作業です。
それでは、小澤大工の奮闘ぶりをご覧下さい!
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電動工具(丸のこ)を使用した作業。
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ノミを使った作業。
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小澤さんのノミさばきのアップ!
ノミはよーく砥がれていて切れ味抜群です。
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加工された材料たちが積まれています。
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複雑に加工されている様子が分かります。
ここに大工さんの知恵と技術がちりばめられています♪
早くも組み上げられるのが楽しみになってきました!
この日は私も少しだけ作業を手伝いました。
暑い中作業をされている小澤さんには頭が下がる思いでした。
設計者もたまには体を動かすことが必要ですね(笑)
さてさて、現在行っている構造材の刻みの後には、細かい造作材・仕上げ材の刻みが
まだまだ続いていきます。
小澤さん、頑張って下さいね!
荒井

平成22年度 大工さんの墨付け作業(同朋幼稚園)

同朋幼稚園担当設計者の荒井です。
9月11日(土)、大工さんの作業を見学しに行ってきました♪
材料は搬入済みで、大工さんが墨付け作業を行っている最中でした。
※墨付けとは、墨糸や墨刺で工作の基準となる線や目印を部材などにつけることです。
 実際に切ったり彫ったりする準備段階というところです。
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作業しているのは、我らが副部会長、そして県産材こどもの城づくり事業実行委員長
でもある小澤さんです!
色々と忙しい立場でありながら、同朋幼稚園の担当棟梁を引き受けて下さいました。
差し金(L字型の金属製定規)と墨刺(線を引くための道具)を使ってテキパキと
作業を進める小澤さんは格好良かったですよぉ♪
優雅でもあるその手さばき。
大工さんに限らず、職人さんの技術・動きというのは本当に美しいです。
日本人が世界に誇って良いものだと私は思っているんですよね~。
墨付けが終わった材料がどんどん積み上げられていますよ。
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ここでちょっとご紹介したいものがあります。
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これは「板図」と呼ばれるもので、大工さんが墨付け前に描く図面のようなものです。
大工さんはこれを描くことで、建物の全体像をイメージし、骨組みの構成を頭に入れるんです。
そしてこれを見ながら、墨付け加工を進めていきます。
墨付けが終了した部材は緑色でマーキングされてますね。
今日現在では墨付けは終了し、刻み(加工)作業がどんどん進んでいます。
小澤さん、引き続き頑張って下さいね!
荒井

屋根通気防水下地材研修①

9月8日(水)、役員会の終了後、20:30から
屋根通気防水下地材研修が行われました。
この研修は、新しい屋根防水下地材「エアーギャップシート」の材料特性・工法に
ついて学び、屋根防水のあり方について今一度考える機会を設け、建築士としての
能力向上を目指すものです。
また、本研修を「県産材こどもの城づくり事業」に実務研修として取り入れる
ことにより、建築士がこの事業に関わる意義を増やしたいという狙いもあります。
この研修事業は、「研修会・施工要領講習」と「施工実演見学」の二段階で
構成されており、本日はその一段階目にあたります。
タイベックPR代行 服部猛株式会社の越智さんと販売代理店アルコ富山株式会社の
涌井さんを講師にお招きして研修会・講習を行ったのですが、さすがに説明は
慣れていらっしゃって、
①アスファルト系ルーフィングの問題点
②タイベックルーフライナー・エアーギャップシートの特性
についてよく理解できました。
サンプルを使った「雨音」の説明も非常に明快でした。
出席者からは積極的な質問も数多く飛び出しました。
質問の中には、私が疑問すら抱かないようなポイントを付くものもありました。
様々な業種の人から出る質問の視点もまた様々です。
それによって出席者全員が色々な角度からこの製品への疑問点を考えることができ、
より深く理解することができたと思います。
これが研修会を行う醍醐味だな・・・としみじみ思いました。
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ということで参加者は少人数ながらも、研修会はとても盛り上がりました!
出席されたみなさん、講師のお二方、お疲れ様でした。
しかし、まだ研修が終わったわけではありません。
この研修の面白いところは「施工実演見学」ができることです。
10月10日(日)のこどもの城建て方作業の際に、屋根の施工に今回の研修で扱っている
「エアーギャップシート」を使用することになっています。(2施設共)
シートの敷設の様子、またその上への屋根仕上材(鋼板)の施工の様子を実際に見ることが
できるので、カタログや資料では分からなかった発見があり、新たな疑問も見つかるかも
しれません。
そしてそれがより理解を深めることにつながると思います。
それでは「施工実演見学」をお楽しみに!
研修委員長 荒井

平成22年度 第6回役員会

9月8日(水)、第6回役員会が行われました。
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主な議題は、
①県産材こどもの城づくり事業
②その他の報告事項

でした。
①「県産材こどもの城づくり事業」については、設計者より設計の説明が行われました。
 写真にも写っていますが、両者共模型を提示して説明が行われました。
 やはり実物のイメージをとらえるには模型が1番ですね。
 また、プロジェクターを使ってコンセプト等の説明が行われたのですが、
 新湊中部保育園担当の塩谷さんが作成したプレゼン用の資料が
 とても分かりやすく素晴らしい出来栄えでした。
 これは保護者の方々への説明会でも使用したもので、一般の方に対しても
 非常に分かりやすく作ってあります。
 プレゼンはこうやるんだ!というお手本ですね♪
 来年の設計者は是非参考にするべきでしょう!
②その他の報告事項は、正副部会長会議と同様の内容ですので省略します。
本日は役員会後に「屋根通気防水下地材研修」が行われることもあり、
コンパクトな内容の役員会となりました。
出席されたみなさま、お疲れ様でした。
荒井