11月7日(日)、同朋幼稚園にて県産材こどもの城事業の
竣工式が行われました。
いよいよ待ちに待った竣工式です。
しかし諸事情により、園児たちがこどもの城で遊ぶのは
先延ばしになってしまい、また竣工式も園庭ではなく
遊戯室で行われることとなりました。
こどもの城を目の当たりにした園児たちの様子を
見ることが出来ないのは残念でしたが、同朋幼稚園の
先生方・保護者の方々・園児たちが力を合せて
室内ならではの素晴らしい竣工式を催して下さいました
それでは、その様子を少しのぞいてみましょう
私、荒井が設計者としてこどもの城の設計の説明・水と緑の森づくり・
あそぶまえのおやくそくについて説明をさせていただきました。
その後、園児たちにそれらが記載された看板(こどもの城に取付)を渡し、
また當田さんがつくってくれたこどもの城に取り付ける木製の手づくり時計も
贈呈しました。
本物がないのでせめて模型でもということで、飾らせていただきました。
室谷チーフが作成された事業を振り返るスライドショーを上映したのですが、
これがとっても素晴らしく、竣工式に相応しい空気をつくり出したように思います。
室内の竣工式も悪くないな、と思えた瞬間でした。
そして園児たちからの素晴らしいプレゼントが続きます。
まずは園庭で拾った松ぼっくりを使った首飾りです。
次に綺麗なバラの花束をいただきました。
そして一番ビックリしたのは、とっても素敵な歌のプレゼントでした。
竣工式用に作詞されたもので、内容はこどもの城のことが楽しく綴られたものでした
元気いっぱいの歌声を聞くと、頑張って良かったなぁと思えて幸せな気持ちになりました
きっと小澤棟梁をはじめ実行委員メンバー全員が同じ気持ちだったのではないでしょうか。
いっぱいいっぱい練習してくれたんでしょうね。ありがとう
最後は全員で記念撮影
園児たちに見送られて退場。
同朋幼稚園関係者の思いが充分に伝わってきた、とっても素敵な竣工式でした。
この事業に関わることができて本当に幸せだと思いました。
竣工式が終わった後、表札・看板・時計を取り付けるために、
先生方と共にこどもの城へ向かいました。
建物名称「きりんはうす もくもく」が記載された表札が取り付けられました。
一気に同朋幼稚園の遊具という雰囲気に変化するから不思議ですね
『水と緑の森づくり』、『あそぶまえのおやくそく』が記載された看板が取り付けられました。
園長先生、高谷先生、稲垣先生の手により県産材プレートが取り付けられました。
園長先生の事業へのご理解と思い、そして年長さん担当のお二方をはじめとした先生方の
ご尽力があって無事竣工を迎えることができました。本当にお疲れ様でした。
當田さん作の木製時計が取り付けられました。
ムーブメントを付けたので、単三電池1本で動きます。
ちなみに文字盤に埋め込んである樹種ですが、12時(ハート型)はカリン、
3時(扇型)はアサメラ、6時(ダイヤ形)はさくら、9時(リボン型)は黒檀です。
それぞれの色合いとカタチの違いが楽しげな雰囲気をかもし出しています♪
グッジョブ
これにて、取付作業は終了。
こどもの城には様々な人の思いや夢が詰まっていて、周りには人々の笑顔が生まれていました。
小さな小さなお城ですが、とても立派な「建築」です。
その「建築」を通じて、私たち建築士が職能を活かして地域の人々に貢献できるこの事業は、
非常に価値のあるものだと改めて感じました。
富山の森や自然資源を大切にする気持ちが、たった今園児たちの心の中に小さな種
として植えられました。それが成長して花を咲かせるのは園児たちが大人になった時。
この事業の本当の成果があらわれるのその時なのかもしれません。
それまでは、私たち大人が頑張らなくては!
この「思い」をつないでいくことに大きな意味があると思うのです。
まだ少し作業は残っていますが、ひとまず・・・
ものづくりの素晴らしさを身を持って示してくださった小澤棟梁、本当にありがとうございました
そして、同朋幼稚園こどもの城づくりに関わった皆様、本当にお疲れ様でした
荒井
平成22年度 竣工式(同朋幼稚園)
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