平成30年富山県建築士会青年委員会委員長の山﨑 寛生 (やまざきひろき)です。よろしくおねがいいたします。
■所信
1 われらの建築は 人類の幸福のため 最良の芸術たるべし
2 われわれ建築士は 社会の発展のため 最新の指導者たるべし
3 わが建築士会は 会員の向上のため 最善の団結たるべし
これは建築士会の綱領であり、私達会員にとっての目的・方針を示してくれています。
私にとって建築士会とは、【地域と建築士の『より良い』を目指す】この言葉であります。私が青年委員長を務めるにあたり、この言葉を胸に抱き、私達が「わくわく」そして、地域に「わくわく」をつくるという信念を掲げ活動を行っていきたいと思います。
2015年国勢調査による人口推移が示され、調査開始以来、初めての人口減に転じました。富山県では人口減少率が加速しており、著しい人口減少社会を迎えております。このことは、私達の建築業界に起こっている空き家問題や職人・担い手不足、働き方改革等、様々な問題・課題の大きな要因となっています。
私達が今、これらの問題に立ち向かうためには、考え方の転換や新たな価値観の創出が必要不可欠であると考え、青年委員会として、以下のテーマを掲げたいと思います。
「きづき」「つたえ」、地域に「わくわく」をつくる建築志になろう
「きづき」とは、自分に足りない部分や+α(プラスアルファ)にできる部分に気づくことであり、他人の考え方や行動に対して「なるほど」と感心した時に得ることができるものと思います。この「きづき」を通して、柔軟な考え方や豊かな経験・知識を養い、個々の成長、事業の発展に結びつけたいと考えます。また、この「きづき」は多様な価値観に触れることでより得ることができるものと思います。そのため、会員相互の交流はもちろん、建築に携わる方々、学生などの若い方々との交流・コミュニケーションを積極的に図っていきたいと思います。
「つたえ」とは、私達の考えや活動を会員はもちろん、一般の方々にも発信し、周知することです。私達の考えや活動が多くの方々に周知され、注目と期待に結びつけたいと思います。そのため、フェイスブックやインスタグラム等のSNS等の情報交換ツールを活用しながら、多くの方々の興味・感心を引く情報発信を心掛けていきたいと思います。また、発信することで得た評価は、私達のやりがいやスキルアップにつながると思います。
そして、このような「きづき」と「つたえ」を重ねることで、私達青年委員会に「わくわく」が生まれ、地域の「わくわく」、さらには地域の信頼に結びつくものと信じます。そして、この信頼は私達の今後の活動を支援するものにもなるはずです。
皆さんと共に考え、知恵と力を出し合いながら、実り多い事業活動を進めていきたいと存じます。2年間よろしくお願い致します。