一級建築士試験の合格をサポートすべく、今年度も製図試験の参考事例見学会を行いました。今回の課題は、「美術館の分館」。
・・・んー、なんともポイントを掴みにくい課題だな。。。
っと思いながら、富山県で平成29年に開館した「富山県美術館」をピックアップして、施設の方のご理解とご協力のもと、見学させていただきました。
毎回ですが、普段私たちが利用する「表」の部分については、イメージがしやすい(いつでも見学できる)のですが、その表の部分を支えるための「裏」の部分(管理ゾーンや機械室など)については、イメージがつかない部分も多く、設計上の大切なポイントでもあります。この裏の部分を、参加者にどのように解説してあげて、理解してもらえるのかが、この見学会の大切な部分かなと思っています。
さて、2班に分かれて見学会スタート!
様々な場所のスケール感や部屋・周囲の環境とのつながりを体感します。
・屋上庭園・・・遮熱効果、灌水システム、オノマトペ、周囲景観への配慮・順応
・機械室・・・配置(災害対応)、更新への配慮、井水利用、大空間・展示収蔵の空調
・外周空間・・・周辺環境とのつながり、アプローチ、搬入動線
参加者は、私達の解説の声に真剣に耳を傾け、必死にメモを取ります。
私たちも通ってきた道。苦労がわかるからこそ伝えたい気持ちも強く、参加者の熱意に刺激を受けながら、私たちも真剣に解説します。
見学会の最後には、質疑応答と私たちからの一言アドバイス。昨年度合格した私たちのメンバーからは、特に重みのあるアドバイスと激励が送られました。
そして、締めには参加者全員の合格を祈って、全員で集合写真。
来年度、一級建築士としてもう一度、皆さんと顔を合わせられますように(*^_^*)