1月20日(木)、同朋幼稚園へ県産材こどもの城事業マニュアルを
小山さん、小澤さん、室谷さん、そして私荒井で、届けに行ってまいりました。
マニュアルの主な内容は・・・
■各イベントの報告書
■遊具(こどもの城)図面一式
■維持管理について
というもので、特に大切なのが「維持管理について」です。
こどもの城を長く安全に使っていただくための注意・留意事項を
お伝えしました。
自然素材でつくった木製遊具は、大切に管理してやらないと
はやく傷んでしまうので、より注意が必要です。
面倒なこともありますが、無垢の木材ならではの良さがありますし、
手間のかかる子供ほどかわいい・・・という気持ちになっていただければ。
同朋幼稚園は、園長先生・先生方・保護者の方々のコンビネーションが
抜群なので、きっと大切にしていって下さるでしょう!
これにて事業は完了となりましたが、同朋幼稚園に誕生したこどもの城
の歴史はこれからがスタートです。
園児たちが、この木製遊具と共にたくさんの想い出をつくってくれればいいな、
と思います♪
同朋幼稚園ならびに関係者の皆様、そして園児たち、本当にお疲れ様でした。
一緒に事業を行えたことを本当に嬉しく思います。
ありがとうございました!
荒井
「県産材こどもの城づくり事業2010」カテゴリーアーカイブ
平成22年度 竣工式(同朋幼稚園)
11月7日(日)、同朋幼稚園にて県産材こどもの城事業の
竣工式が行われました。
いよいよ待ちに待った竣工式です。
しかし諸事情により、園児たちがこどもの城で遊ぶのは
先延ばしになってしまい、また竣工式も園庭ではなく
遊戯室で行われることとなりました。
こどもの城を目の当たりにした園児たちの様子を
見ることが出来ないのは残念でしたが、同朋幼稚園の
先生方・保護者の方々・園児たちが力を合せて
室内ならではの素晴らしい竣工式を催して下さいました
それでは、その様子を少しのぞいてみましょう
私、荒井が設計者としてこどもの城の設計の説明・水と緑の森づくり・
あそぶまえのおやくそくについて説明をさせていただきました。
その後、園児たちにそれらが記載された看板(こどもの城に取付)を渡し、
また當田さんがつくってくれたこどもの城に取り付ける木製の手づくり時計も
贈呈しました。
本物がないのでせめて模型でもということで、飾らせていただきました。
室谷チーフが作成された事業を振り返るスライドショーを上映したのですが、
これがとっても素晴らしく、竣工式に相応しい空気をつくり出したように思います。
室内の竣工式も悪くないな、と思えた瞬間でした。
そして園児たちからの素晴らしいプレゼントが続きます。
まずは園庭で拾った松ぼっくりを使った首飾りです。
次に綺麗なバラの花束をいただきました。
そして一番ビックリしたのは、とっても素敵な歌のプレゼントでした。
竣工式用に作詞されたもので、内容はこどもの城のことが楽しく綴られたものでした
元気いっぱいの歌声を聞くと、頑張って良かったなぁと思えて幸せな気持ちになりました
きっと小澤棟梁をはじめ実行委員メンバー全員が同じ気持ちだったのではないでしょうか。
いっぱいいっぱい練習してくれたんでしょうね。ありがとう
最後は全員で記念撮影
園児たちに見送られて退場。
同朋幼稚園関係者の思いが充分に伝わってきた、とっても素敵な竣工式でした。
この事業に関わることができて本当に幸せだと思いました。
竣工式が終わった後、表札・看板・時計を取り付けるために、
先生方と共にこどもの城へ向かいました。
建物名称「きりんはうす もくもく」が記載された表札が取り付けられました。
一気に同朋幼稚園の遊具という雰囲気に変化するから不思議ですね
『水と緑の森づくり』、『あそぶまえのおやくそく』が記載された看板が取り付けられました。
園長先生、高谷先生、稲垣先生の手により県産材プレートが取り付けられました。
園長先生の事業へのご理解と思い、そして年長さん担当のお二方をはじめとした先生方の
ご尽力があって無事竣工を迎えることができました。本当にお疲れ様でした。
當田さん作の木製時計が取り付けられました。
ムーブメントを付けたので、単三電池1本で動きます。
ちなみに文字盤に埋め込んである樹種ですが、12時(ハート型)はカリン、
3時(扇型)はアサメラ、6時(ダイヤ形)はさくら、9時(リボン型)は黒檀です。
それぞれの色合いとカタチの違いが楽しげな雰囲気をかもし出しています♪
グッジョブ
これにて、取付作業は終了。
こどもの城には様々な人の思いや夢が詰まっていて、周りには人々の笑顔が生まれていました。
小さな小さなお城ですが、とても立派な「建築」です。
その「建築」を通じて、私たち建築士が職能を活かして地域の人々に貢献できるこの事業は、
非常に価値のあるものだと改めて感じました。
富山の森や自然資源を大切にする気持ちが、たった今園児たちの心の中に小さな種
として植えられました。それが成長して花を咲かせるのは園児たちが大人になった時。
この事業の本当の成果があらわれるのその時なのかもしれません。
それまでは、私たち大人が頑張らなくては!
この「思い」をつないでいくことに大きな意味があると思うのです。
まだ少し作業は残っていますが、ひとまず・・・
ものづくりの素晴らしさを身を持って示してくださった小澤棟梁、本当にありがとうございました
そして、同朋幼稚園こどもの城づくりに関わった皆様、本当にお疲れ様でした
荒井
平成22年度 残工事(同朋幼稚園)~其の参~
10月23日(土)に、中間検査用の写真撮影に行って参りました。
その際、10月17日(日)に行われた残工事箇所を撮影してきました
ので、ご覧下さいませ。
■小澤棟梁が製作したカウンターに當田大工が製作したコンロが付きました♪
白木部分はヒノキ、ゴトクとツマミの黒い部分は黒檀を使用しました。
當田さんの丁寧で細かい仕事がよく分かりますよ。
つまみはちゃんとクルクル回るんです!
設計した私のイメージ以上のものに仕上がり、さすが當田さんです!
しかし、園児たちは意外にシビアなので、火が着かないじゃないか!なんてツッコミが入るかも
喜んでくれると良いのですが・・・。
■小澤棟梁が取り付けたアイボルトにアスレチックネットが取り付けられました。
ネットはガッシリと設置され安全性は問題なさそうです。
載った時のたわみ感がたまりません!
ネット越しに見下ろしたギャラリースペースです。
木漏れ日のような光が落ちてきています。
この建物にとってアスレチックネットはハンモックでもあるんです。
ここでお昼寝したら気持ち良さそう~・・・
■おまけ写真
16日(土)に小澤さんがつくっていた階段はこんな感じで取り付けられています。
裏口用外階段だんたんですね~。
屋根の水上側から見たトップライトです。
どこにいるのか隠れミッキー
さあ、これで残工事は完了。
あとは書類をそろえて中間検査に備えることになります。
荒井
平成22年度 建て方後~残工事(新湊中部保育園)
10月17日(日)、新湊中部保育園にて県産材こどもの城づくり事業の残工事の続きを行いました。
なかなか新湊中部の過程をブログで報告することが出来ず
大変申し訳ありませんでした。
今後、さかのぼって記事を投稿していきます。
今回は建て方作業のその後から・・・
建て方作業のあった10日からこの日まで
大工さん板金屋さんがお忙しい中平日に作業してくださっていました。
本当にありがとうございます。
今回の残工事作業は残った外壁の打ち付け作業や外壁の桟の取付、
窓の取付、格子の取付、切株のベンチに座板を付ける作業等・・・
天井に格子が付いたり
外壁部分に窓がついたり
現在の外観はこのような感じになっています。
屋根に立平葺きが施され、
煙突にも外壁が張られました。
これからは、
建て方当日に欠席されていた子供たちの外壁取付や
先生方の外壁取付等のイベントが残っていますが、
だんだんカタチになってきました。
間取りは単純でしたが、細かい作業が多いため
内部の工事が残っているところもあります。
内部の写真は後日改めて投稿いたします。
もう少し、もう少し・・・
こんな窓も付いてたりします。
窓と言うより、顔型の穴ですかね[emoji:i-201]
塩谷
平成22年度 残工事(同朋幼稚園)~其の弐~
10月16日(土)、同朋幼稚園にて県産材こどもの城づくり事業の残工事の続きを行いました。
今日は荒井一人なので、メイン作業はクリーニングと整地です。
■掃き掃除を行う荒井嫁。
■木部の汚れを拭き取っております。
ソンナコンナしていると、お昼ちょっと前に小澤さんが登場!
午後からは小澤さんがバリバリ作業を始めました。
その活躍ぶりが・・・これだ!1.2.3・・・
■階段をつくるの巻。
まずは墨付け。
そして加工作業。切るべし!彫るべし!
■カウンターをつくるの巻。
天板の取付作業の様子。
そして完成。
出来てしまえばシンプルですが、見えないところに色々工夫があるのです。
明日の残工事にてコンロが取り付けられる予定。
また報告しますのでお楽しみに♪
■3階にベンチを取り付けるの巻。
組み立てたベンチを梁へ固定しているところ。
この取付方法と納まりは小澤棟梁案。
わざわざ柱当たり部分を欠き取って納めているのがわかりますか?
そして完成。お見事!
■手すりを取り付けるの巻。
はしご降り口に手すりが取り付けられました。
これで園児たちが安全に昇り降りできるはずです♪
■板を張るの巻。
方杖の三角形部分に板を張っています。
目立たないところですが、とても気の利いた作業です。
いやはや小澤さんはフル回転・大活躍!!
お疲れ様でした!
最後に、まだ未完成な部分はありますが、現時点での『こどもの城in同朋幼稚園』
の写真をご覧下さいませ。
【東側外観】 道路側の外観です。
【北側外観】 これが建物正面です。屋根板金工事も終了しており、ハゼの小口が見えます。
【南西側外観】 裏側はパッチワークのように格子・面材を入り乱れさせてリズミカルで楽しげな外観に♪
【光の水玉トップライト】 屋根面ではこのような感じで納まっています。丁寧な板金作業です♪
【園児たちが描いた絵】 1・2階の板張り部分は中からみるとこんなに賑やかになってるんです♪
【園児たちが描いた絵】 階段の隙間から見え隠れする様子も楽しげ♪
【大階段の見上げ】 左手にある中空ポリカーボネート板の間仕切壁で景色が見え隠れします。
【大階段の見上げ】 階段右手は格子壁が続きます。
【はん登棒】 いわゆる登り棒ですが、イメージは消防士がさんがスルスルっと降りるアレです!
【3階の風景】 3・4階はぐるっと回れる回遊空間です。
【光の水玉模様空間】 先日載せたものとは逆方向のカット。
夕日が沈んだところで、本日の作業は終了です。
お疲れ様でした~。
荒井