瓦屋根講座

11月9日に瓦工事組合青年部の方々による瓦講座を開催しました。
他業種との連帯継続事業として日本の瓦の勉強会です。
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勉強会に使用する模型です。
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今回は、瓦棟のガイドライン工法。
暴風、暴雪に負けない棟の施工法です。(棟とは、屋根の一番高いところの冠がのっているところ。)
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棟の心材を固定する金具です。
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心材を固定し、「なんばん」と言うセメント材のようなもので周りを固めます。
心材は、樹脂製のものとタルキ材(木材)を使用することがあります。
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のしを積み、銅線で、鬼瓦と結束し、冠を載せ、ビスで固定して完成です。
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そのほか、新商品 屋根の温度を下げる瓦の紹介がありました。
今回、まだまだいろいろと教えていただいたことがたくさんありますが、実は、私は参加できませんでした。
ほかのメンバーが忙しいことから、代理で、アップさせていただきましたが、若干、内容に間違いがあったり、
もっと、面白い話が、あったかもしれません、良かったら、修正、コメント宜しくお願いします。
瓦工事組合 青年部の皆さんありがとうございました。

チームで解決!住宅改修~建築士と介護支援専門員等との合同研修会~

チームで解決!住宅改修~建築士と介護支援専門員等との合同研修会~を開催しました。
会場は富山駅前CiC5階いきいきKAN、参加人数は40人でした。
司会は富樫久美子さん
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介護が必要な方のためにどのようにすれば住みよい住宅改修を行うことができるかを学びに建築士をはじめ介護支援専門員(ケアマネージャー)や福祉用具の販売・レンタルの仕事に従事している方など多くの方々にお集まりいただきました。
最初に坂本尚子先生よりご講演をいただきました。
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坂本先生は医師として富山県高志リハビリテーション病院リハビリテーション科で勤務され今回は「高齢者等の住宅改修の目的」という演題でご講演いただきました。
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その後は6グループに分かれて住宅改修の例題(実際に改修を行った住宅)を使って改修プランを練りました。
建築士、ケアマネージャー、福祉用具取り扱い業者それぞれの意見を組み合わせることでより施主様の要望に合致したプランを完成させることができました。
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6グループ中の3グループの方に発表をしてもらいました。他のグループの意見を聞くことにより参考になることが多く、自分の知識や選択しが増えたことに嬉しく思いました。
最後にフリーディスカッションを行いそれぞれの思いを伝え合いました。答えは無いにしろそれぞれの住宅改修に対する思いを聞くことで今後の仕事に活かすことができることを確信しました。
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最後になりますが、ご講演をいただいきました坂本先生、また準備段階からご協力いただきました一般社団法人富山県介護福祉専門員協会様、一般社団法人日本福祉用具供給協会様本当にありがとうございました。
室谷

建築士の日 住育イベント

8月25日(日)13時から富山市婦中町の速星公民館にて建築士の日住育イベントが開催されました。昨年に続き、富山県建築組合青年部「大工さんの日」のイベントと合同でおこないました。
建築士会では、板金組合さんのご協力をいただきながら「鈑金レリーフづくり」を行いました。
建全体1
会場では子供連れの家族で大盛り上がりでした。
建全体2
お父さん達も一所懸命に制作しています。建富樫
板金の建築士と言えば、この方におまかせあれ!あれ、すこしピンボケしてる(>_<)富樫さんありがとうございました。小澤さんは何処だ???
建作品
みなさん、中々の腕前です。
建築組合さんは木製の椅子、本立てを子供達と制作していました。毎年この時期に開催されるイベントは夏休みの自由研究や親子での木工教室みたいな感じでたくさんの家族が参加されています。参加費は無料(なくなり次第終了)です。あなたの地域の大工さん、建築士さんに来年は会いにきてくださいね。
富山県建築士会青年委員会委員 奥井良樹

「職人に聴く!よくわかる建築板金講座」

「職人に聴く!よくわかる建築板金講座」を開催しました!!!
日時7月27日(土) PM1:30より
場所:富山県総合情報センター
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司会は牧野さんが担当
うまく進行してもらいまたが開催前にはおちゃめな一面も・・・。
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まずは青年委員会委員長野村より挨拶
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その後は富樫委員より板金の歴史や種類の紹介
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続いては板金職人さんによる実演会を行いました。
研修会会場に鎮座していた小さな家に実際に職人さんが板金屋根・外壁等の部材を施工してもらいました。
材料のほとんどは現場加工ということで、採寸・切る・折る・曲げる・いろいろな加工を施しやっと部材
といえるもととなることを実際に見ることで理解することができました。
題材はこの小さな家です。題材としてつかうにはもったいないぐらい完成度の高い小さな家でした。
別荘や離れとして使いたいという声を数人からききましたが、私も同感・・・・。
小澤さんお疲れ様でした!!!あっわざわざ小澤さんといわなくてもこの家のどの角度から見ても
小澤さんに建ててもらったことが分かるぐらいにベストポジションに透湿防湿シートが張ってありました。
どうでしょう?
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まずは唐草という部材です。
これは屋根材をひっかける部材で、屋根を葺いてしまうとそんな重要な役割を果たす部材には見えませんが
板金職人さんの説明をききながら作業を見るとよく理解できました。
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次は土台水切りです。
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これは窓まわり部材です。
まずは捨て水切り、これが外壁と窓の取り合い部に取り付けする見切り部材の施工前に取付けしてあるお蔭
で大切な家への水の侵入を防ぐのです。なるほどっ・・・・・!
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続いて外壁の施工です。窓があるためその部分は切欠きして施工!!!
さすが職人さんですぴったり外壁が納まっていきます。
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次は屋根です
先ほど取り付けた唐草に屋根材をひっかけ施工していきます。このAT葺きという屋根の施工のしかたで
横にラインが見えるもっともスタンダードな屋根材といえるものです。
この題材は切り妻屋根の建物なので反対側の屋根には立平ロックというものを葺いてもらいました。
写真の通り先ほど紹介のATとは違いこの屋根材は屋根に対して経て(水勾配と同じ方向)にラインが入っています。実際にはラインというより立ち上がりある屋根材で昔からある瓦棒とよく似た部材といえます。
この屋根の特徴は勾配が緩くても使えるという点といえるでしょう。
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この屋根材を施工する際に必要な加工(折り加工)八千代折り
これは屋根材と水上部からの漏水を防ぐために屋根材の上部を箱をつくるように折る加工のことです。
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最後に棟を納める部材と取り付けて板金工事完成です!
素晴らしい!!!
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続きましては富山県板金工業組合吉岡様より
保証制度について説明いただきました。
まとめると板金組合員による施工には保証制度が適応でき、万一の漏水や漏水にともなう被害について保証して
もらえるというものでした。(もちろん保証を受けるための申請が必要です)
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続いては今回のメインイベントともいえる体験型研修です。
今回は板金職人さんの基本的な作業(曲げる・折る・切る)の体験をしました。
☆八千代折り
 これは先ほどの屋根葺き作業でも紹介しましたが、平板を箱を作るように折る折り方です。
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見る見るうちに板が箱になります。
さすがです!!!
続いて建築士会員が同じ作業をおこないました。
見てると簡単ですがやってみると・・・・。
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出来栄えは残念ながらいまひとつ・・・。中野さんお疲れ様でした。
板金加工の出来栄えとは対照的に写真的には最高な顔をいただきした!ありがとうございます。
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見てるほど簡単ではありませんでした!職人さんの大変さを体験するのも今回の主旨!!!
いい経験をさせていただきました。
職人さんの手!!!こんなすごいタコができるほど鍛錬した技術をそんなすぐに習得できるわけがないのも
事実かもしれませんね!
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その他はさみを使っての平板や角波の切断や曲げ加工機を使っての曲げ加工そして難度が高い加工がともなう
ダクトハゼ加工を体験しました。どれも本当に見るのとやるのは全然違って大変なものばかりでした。
☆ダクトハゼ加工中
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☆唐草加工
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☆角波切り
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 この体験を通して板金工事がとても身近なものに感じれるようになりました。
少し作る立場からの見方ができるようになることで、より良い建物を作る意識が高まりました。この研修会で
ご提供いただきました情報・知識・技術を今後の仕事に活かし、共存共栄できればと思います。
 この研修会開催にあたり、ご尽力いただいた富山県板金工業組合青年部様、そして富源商事㈱様、本当に
ありがとうございました。
その後は懇親会を行いました。場所は富樫さん御用達「ビーフ館」で行いました。
研修会では出なかった話など楽しく過ごしました。
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右はこの研修会の準備を含め大変お世話になった富山県板金工業組合青年部富山支部長檜木登志晴様
左は今年の全国建築板金競技大会 技能競技の部において、富山県代表として出場し、見事優勝された
唐島盛一様です
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最後はみんなで集合写真!!!
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研修会・懇親会を通して段取りしてもらった富樫さんと担当委員のみなさんお疲れ様でした。
青年委員 室谷