我家の一角に「谷村美術館」のポスターをパネルにして貼ってあります。
前に行ったのはツインズが生まれる何年か前でした。
今回の夏期休暇前からポスターの曼珠沙華に呼ばれているような気がして(妻)
私も再度行きたい衝動に駆られて糸魚川まで行ってきました。
今更説明不要なこの美術館・・・村野藤吾設計による澤田政廣作品の展示施設です。
当日はとってもいい天気。周囲の景観との調和というか溶け込みは変わっていません。
回廊を通って中に入ります。
澤田政廣語録より
芸術と言うのは、実は、これは発見ですよ。
発見のない芸術は意味がないと思う。
私はかねがね、デッサンは文字にならない心の詩だと思っています。
私は芸術と~て色のないものはありえないと思う。
その色こそ生命をあらわすものである。
私は形通りの仏像よりも、血肉を感じさせる人間臭い仏像が好きだ。
中に入ると、その独特の世界に引き込まれます。
許可を得て一枚だけ内部の撮影をさせてもらいました。
仏像は撮影できません・・・当たり前ですね。
仏像の展示方法については、床に映りこんだ仏像を踏まないようなトップライトからの光の当て方の工夫等、
村野藤吾の世界が集約されています。
共に90歳を超えていた村野藤吾と澤田政廣の究極のコラボ作だと思います。
ここの日本庭園も有名です。とっても癒されます。
学芸員の方に聞いたところ、今では美術館のポスターの頒布は行っていないとの事で、家にあるパネルは大事にしようと思っています。
さて、今回私たちが見たかったもののひとつに施工の過程を記録したものです。
当時の施工過程等写真や模型で見ることが出来ます。
スタディ模型で変遷がよくわかります。
村野藤吾直筆の指示書等あります・・・一部しか読めません(涙)
そのほか当時の施工記録写真など閲覧できます。
両巨匠の勢い、迫力、執念・・・仕事にかけるモノが伝伝わってきます。
色々予定があって2時間程度の見学でしたが一家で心地よい時間を過ごすことが出来ました。
又今度どこかの見学にいけたら良いなと思っています。
ツインズ達は仏像を見て泣くかな?と思いましたが意外と静かに見ていました。
後から知った話ですが、財政事情等が原因でしばらく閉館していた時期があったようです。
管理者が変わり再開されたようです。まったく知りませんでした。
今回たまたま見ることが出来たのも何かのご縁?
帰ってきてから色々考えさせられた次第です。
以上、富樫家のお盆の記録でした~。
またどこか見学言った際には報告します。
(富樫家)
谷村美術館の見学をしてきました。
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