10月10日(日)、県産材こどもの城づくり事業の「建て方作業」が
同朋幼稚園にて行われました。
それでは、写真と共に当日を振り返ってみましょう!
■まずは早朝、実行委員(建築士会)が集まって作業の打合せです。
チーフの室谷さんは気合が入っています!
■まだ園児たちがやってくるまでに時間がありますが、一足先に大工さんは作業を進めます。
スケジュール上仕方がないところなのです・・・。
では、ここで一旦こどもの城が組み上げられていく様子をダイジェストでどうぞ!
基準となる一面をあらかじめ組んでしまってから立てています。
足固めから組んでいきます。これで1・2階の床が構成されます。
穴あき板を柱間に落とし込みながら3・4階部分を建ち上げていきます。
片持ち梁となる床梁の成は6寸。これによりタワミを防止して、更に
柱との接続に長ホゾ込栓が使えるようになってます。
小屋梁が取り付けられました。梁成は柱頭の込み栓が打てるように5寸としてあります。
引き続き小屋部分の組立。小屋組み妻壁(台形の部分)にも穴あき板を落とし込みます。
軒桁・母屋の取り付けが完了。
屋根垂木を取り付けていきます。
穴あき板のどこかにミッキーがいます!わかりますか!?
小澤棟梁に任せてもらった作業に打ち込む実行委員たち。
その作業とは込栓の面取り作業です。
富山県森林政策課の牧田さんまで手伝って下さいました!ありがとうございました♪
■そうこうしている内に園児たちが集まってきました。
まず園長先生からのお話があり、牧田さんのあいさつ、室谷さんのあいさつ、
スタッフ紹介という手順で開会式が進みました。
■開会式が終わると早速作業開始!
園児たちにのこぎりを使って外壁に使う板を切ってもらいます。
みんな、お父さんやお母さんと協力して頑張って作業してくれました。
■一方では大工さんの作業が進んでいます。
屋根垂木に鼻隠し板が取り付けられました。
続いて破風板も取り付けられました。
屋根野地板を張る前に淀をぐるりと廻します。
■お昼休憩も迫ったところで、設計者から園児たちに建物の説明を行います。
子供たちは真剣に聞いてくれています。
まずは大工の當田さんに手伝ってもらって、この建物が4階建てであることを説明。
各フロアを駆け上っていく當田さんです。
次に、室谷さんに手伝ってもらって、大工さんの技術について説明。
そのパズルのような仕組みに園児たちは興味深深!
写真は、サンプルを使って「長ホゾ差し込み栓打ち」について説明しているところ。
園児たちの猛烈な質問攻めに合う棟梁の小澤さん
しかし、それに負けずうまく回答していました
■ここで一旦お昼休憩です。
スタッフのために美味しいお弁当や飲み物を用意していただきました。
おかげさまで元気百倍でした ごちそうさまでした!
■午後からは、園児たちに先ほど切った板にお絵描きをしてもらいました。
想い出を刻み付けるように好きな絵や名前を書いてもらいます。
■その間に大工さんたちはお絵描き板をはる準備。
床板張りと板受材の取り付け作業を急ぎます。
■さあ、お絵描きが終わったら、その板を建物に取り付けていきましょう♪
激しい雨のせいで作業は一時中断となりましたが、なんとか雨も止み作業再開!
金づちで釘を打つ作業は子供にとっては大変な作業です。
しかし、お父さんやお母さんと協力して最後まで頑張ってくれました。
■この日のフィナーレは「餅まき」ならぬ「お菓子まき」の予定でしたが、
予想以上に地面の状態が悪かったので、大工さんから園児たちへ
お菓子を手渡ししました。
屋根から威勢よくお菓子をまけなかったのは残念でしたが、お菓子をもらった
園児たちはとても嬉しそうで良かったです
■小澤さんよりお菓子まき(餅まき)について少し説明がありました。
■最後に保護者の代表の方より、温かいねぎらいの言葉をいただきました。
それが何よりも嬉しかったように思います♪
こんな感じで建て方作業は終了。
完成には至りませんでしたが、無事建ち上がったことにひとまずホッとしました。
この事業の主役である園児とその保護者の方たちは、とても楽しそうに作業に参加して
いただけていたように見受けられ、想い出に残る1日になったのならとても嬉しく思います。
そして、無事竣工式を迎えられるように、スタッフ一同残りの作業にしっかりと取り組んで
いきますので、完成を心待ちにしていて下さいね!
同朋幼稚園の先生方、園児たち、保護者の方々、そして実行委員のみなさん、
建て方作業本当にお疲れ様でした!
荒井
平成22年度 建て方作業(同朋幼稚園)
コメントを残す